LE SSERAFIM「Eve, Psyche & The Bluebeard’s wife」は、タイトルの長さ以上に強烈なメッセージを持つ一曲です。
禁じられたもの、見てはいけないもの、触れてはいけない欲望を、鋭いビートとダンスで解放していくようなMVになっています。
ただかっこいいだけではなく、LE SSERAFIMらしい“恐れない姿勢”がかなり濃く出ている曲です。
曲名が示すのは「禁じられたものに手を伸ばす女性たち」
「Eve, Psyche & The Bluebeard’s wife」という曲名には、複数の物語や神話に登場する女性たちの名前が並んでいます。
- Eve:禁断の果実に手を伸ばす存在として知られる人物
- Psyche:見てはいけないものを見ようとする神話上の人物
- Bluebeard’s wife:開けてはいけない部屋の秘密に近づく童話の人物
共通しているのは、「禁じられているからこそ知りたい」「抑えられるほど動きたくなる」という衝動です。
この曲は、単に反抗的な態度を描いているというより、誰かに決められたルールや視線から抜け出して、自分の欲望や意思を肯定する曲として聴くとかなり腑に落ちます。
なぜダンスで解き放つ曲として刺さるのか
この曲が印象に残る理由は、メッセージを説明しすぎず、身体の動きで伝えているところです。
重く語ればシリアスになりすぎるテーマを、LE SSERAFIMはダンスミュージックとして見せています。ビートは細かく跳ねるように進み、メンバーの振付もシャープで、聴いている側の身体まで動かしたくなるような推進力があります。
つまりこの曲では、自由や反抗が「言葉」だけではなく、踊ることそのものとして表現されています。
抑え込まれたものを、ステージ上で一気に外へ出すような感覚。
そこにこの曲ならではの中毒性があります。
MVで注目したいのは、余白のある空間と強い視線
MVは、派手なストーリーを細かく追わせるタイプというより、メンバーの存在感、フォーメーション、視線、身体の動きで魅せる構成です。
広い空間の中で踊るシーンは、閉じ込められていた感情が外へ広がっていくようにも見えます。衣装や表情も、かわいさよりもクールさ、従順さよりも意志の強さを前面に出しています。
特に印象的なのは、メンバーがただ笑顔で見せるのではなく、挑むような視線を向けてくるところです。
この視線があることで、曲のテーマである「誰かに従う自分ではなく、自分で選ぶ自分」がより強く伝わってきます。
LE SSERAFIMの流れで聴くと、より意味が深くなる
LE SSERAFIMは、デビュー曲「FEARLESS」から一貫して、恐れず前に進む自己確信を打ち出してきたグループです。
「ANTIFRAGILE」では傷ついても強くなる姿勢を見せ、「UNFORGIVEN」では許されない存在でも自分の道を進むような強さを提示しました。
その流れで「Eve, Psyche & The Bluebeard’s wife」を聴くと、この曲はかなり重要です。
ここで描かれているのは、ただ強くなることではなく、自分の中にある欲望や衝動まで肯定する強さです。
「きれいに見られたい」「正しく見られたい」という枠から外れて、もっと本能的に、自分のルールで動く。
その感覚が、LE SSERAFIMのコンセプトとよく重なっています。
音の魅力は、クールなのに身体が先に反応するところ
この曲は、耳で聴くとかっこいいのに、身体で聴くとかなりノリがいい曲です。
サウンドはミニマルで、余計な装飾を足しすぎていません。そのぶん、ビートの細かい跳ね方やボーカルのリズムが前に出てきます。
メロディで大きく泣かせる曲ではなく、リズムとフレーズの反復で記憶に残すタイプです。
だから一度聴くと、サビの勢いやダンスの動きが頭に残りやすい。
MVと一緒に見ることで、曲の中毒性がさらに強くなります。
初めて見る人が押さえるべきポイント
初めてこのMVを見るなら、次の3つを意識すると曲の魅力がつかみやすいです。
- 曲名に込められた「禁じられたもの」への衝動
- ダンスで自由を表現するLE SSERAFIMらしさ
- かわいさよりも、意志の強さを前面に出した表情と視線
「Eve, Psyche & The Bluebeard’s wife」は、タイトルだけ見ると少し難しく感じるかもしれません。
でもMVを見ると、その難しさは一気に身体的な感覚へ変わります。
抑えられるほど動きたくなる、止められるほど前に出たくなる。
そんな反抗心と解放感を、LE SSERAFIMらしいダンスで見せ切った一曲です。
LE SSERAFIMのダンス表現が光るMVをまとめて紹介
「Eve, Psyche & The Bluebeard’s wife」のように、ダンスや映像表現で魅せる楽曲はLE SSERAFIMの大きな魅力です。代表曲ごとの違いや見どころをまとめページでチェックできます。


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