エド・シーラン「Shivers」MV解説|恋の高揚感をカラフルに爆発させる理由

Ed Sheeran(エド・シーラン)の「Shivers」は、恋に落ちた瞬間の胸の高鳴りを、明るくアップテンポなポップソングとして描いた楽曲です。
2021年にアルバム『=』からのシングルとしてリリースされ、「Bad Habits」に続くEd Sheeranのポップ路線を印象づける1曲になりました。

MVでは、現実離れした展開やカラフルな映像表現を通して、恋のときめきが頭の中でどんどん膨らんでいく感覚が表現されています。

目次

「Shivers」は恋の高揚感をそのまま音にした曲

「Shivers」は直訳すると「震え」や「ぞくぞくする感覚」を意味します。

この曲で描かれているのは、怖さによる震えではなく、好きな人に惹かれたときの体が反応してしまうような高揚感です。

歌詞全体では、相手の存在に夢中になり、理屈よりも先に感情が走り出すような恋の始まりが描かれています。

重く切ないラブソングというより、恋をしている自分自身のテンションまで上がっていくような曲です。

  • 胸が高鳴る
  • 体が勝手に動き出す
  • 相手の魅力に抗えない
  • 恋の勢いに飲み込まれていく

こうした感覚が、曲全体のスピード感と明るさにつながっています。

MVがカラフルに暴走して見える理由

「Shivers」のMVは、恋愛をリアルな日常描写として見せるというより、恋をしたときの頭の中の混乱と興奮を、コメディ映画のように見せているところが印象的です。

MVの中では、出会いから一気に感情が加速し、現実ではありえないような場面が次々に展開していきます。

その少し大げさな演出が、曲のテーマとよく合っています。

恋をしているときは、普通の出来事までドラマチックに見えたり、相手の一言で世界が明るくなったように感じたりします。

このMVのカラフルで落ち着きのない映像は、まさにその感覚を視覚化しているようにも受け取れます。

音のポイントは軽快さと中毒性

「Shivers」は、Ed Sheeranらしいメロディの親しみやすさを残しながら、ダンスポップ寄りの軽快なサウンドで作られています。

アコースティックギターの温かさよりも、リズムの跳ね方やサビの抜けのよさが前に出ている曲です。

特に印象的なのは、サビに向かって感情が一気に持ち上がる構成です。

メロディは覚えやすく、テンポも明るいため、初めて聴いてもすぐに口ずさみやすいポップソングになっています。

「Perfect」のようなロマンチックなバラードとは違い、「Shivers」は恋の甘さを静かに語るのではなく、ときめきそのものをダンスできる温度まで上げた曲と言えます。

「Bad Habits」と並べて聴くと見えるEd Sheeranの変化

「Shivers」は、同じく2021年にリリースされた「Bad Habits」と並べて語られることが多い曲です。

どちらもアルバム『=』期のEd Sheeranを象徴するポップなシングルですが、印象は少し異なります。

「Bad Habits」は夜の誘惑や危うさを感じさせるダークなポップソングでした。

一方で「Shivers」は、もっと明るく、恋の衝動をストレートに楽しませる曲です。

この2曲を並べると、Ed Sheeranがアコースティックなシンガーソングライター像だけに留まらず、ダンスフロアにも届くポップアーティストとして表現を広げていたことが分かります。

恋愛ソングとして聴くとどこが刺さるのか

「Shivers」が恋愛ソングとして刺さるのは、恋をきれいに整理していないところです。

落ち着いた愛情というより、もっと初期衝動に近い感情が中心にあります。

相手を好きになった瞬間の勢い、浮かれた気分、少し自分を見失うような感覚。

そうした感情を、重たくならずにポップに描いているからこそ、聴いていて気分が上がります。

恋の始まりを思い出したいときや、明るいラブソングを聴きたいときにぴったりの1曲です。

初めてMVを見る人が注目したいポイント

初めて「Shivers」のMVを見るなら、ストーリーを細かく追うよりも、映像のテンションに注目すると楽しみやすいです。

特に見たいポイントは、次の3つです。

  • 恋の感情を大げさに見せるコミカルな演出
  • 赤やピンクを中心にしたカラフルな色使い
  • 現実と妄想が混ざるようなスピード感のある展開

このMVは、恋愛をしっとり描く作品ではありません。

むしろ、恋をしたときの「落ち着かなさ」「浮かれ具合」「どうしようもなく楽しい感じ」を、映像全体で押し切るような作品です。

曲だけで聴くと明るいポップソングですが、MVと合わせることで、恋の高揚感がさらに立体的に伝わってきます。

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この記事を書いた人

洋楽とミュージックビデオを約30年にわたり楽しんできました。ポップ、R&B、ロック、EDMを中心に、時代ごとのヒット曲やアーティストの代表曲、ミュージックビデオの表現を追いかけています。

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記事作成時には、公式YouTube、アーティスト公式サイト、レーベル情報、主要音楽配信サービス、チャート情報などを確認し、できるだけ正確で読みやすい内容になるよう努めています。

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