【元ネタ・意味】LE SSERAFIM「BOOMPALA」元の曲はMacarena?サンプリングとパクリの違い

「BOOMPALA」の元ネタ・元の曲は、スペインのデュオLos del Río(ロス・デル・リオ)の「Macarena(恋のマカレナ)」です。似ているのは偶然ではなく、LE SSERAFIMが「Macarena」を意図的にサンプリングして作った楽曲です。

そのため「パクリなの?」という疑問への答えも明確です。「BOOMPALA」は単に似せた曲ではなく、世界的に知られた「Macarena」の音とダンスを新しい意味へ置き換えた作品。公式MVを見ると、その引用が音だけではなく振り付けや「みんなで参加する」という発想まで広がっていることが分かります。

【3秒でわかる「BOOMPALA」のポイント】

  • 元ネタ・元の曲: Los del Río「Macarena(恋のマカレナ)」
  • サンプリング?: その通り。「Macarena」のリズムやメロディーを意図的に取り込んでいる
  • パクリ?: 単に似ている曲ではなく、元ネタを前提に再構築した作品
  • MVとの関係: マカレナ由来のダンスを、誰でも参加できるLE SSERAFIM流の群舞へ変えている
目次

BOOMPALAの元ネタ・元の曲は「Macarena」

「BOOMPALA」で聞き覚えのあるフレーズの正体は、Los del Ríoが1993年に発表した「Macarena」です。日本では「恋のマカレナ」の名前でも広く知られています。

特に世界的なブームを生んだのが、1995年に登場した「Macarena(Bayside Boys Mix)」。1996年には米Billboard Hot 100で長期間1位となり、腕や腰を順番に動かす「マカレナ・ダンス」とともに世界へ広がりました。

「BOOMPALA 原曲」「BOOMPALA 元の曲」と検索した場合、答えとして「Macarena」で問題ありません。ただし、楽曲としての関係をより正確に言えば、BOOMPALAはMacarenaのカバーではなく、Macarenaをサンプリングして作られた別の楽曲です。

検索される言葉BOOMPALAではどう考える?
元ネタLos del Río「Macarena」
元の曲「Macarena」と考えてOK
原曲検索上は「Macarena」を指すことが多いが、BOOMPALA自体はカバーではない
サンプリング「Macarena」の要素を意図的に取り込んでいる
パクリ単に似せたものではなく、元ネタとの関係を前提にした作品

つまり、「BOOMPALAって昔の何の曲?」という疑問なら答えは「Macarena」。一方、「BOOMPALAはMacarenaの新しいカバー?」と聞かれれば、答えは違います。

この区別を押さえると、BOOMPALAが何を新しくしたのかが見えやすくなります。

「Macarena」をそのまま再現しなかったことがBOOMPALAの面白さ

BOOMPALAは、Macarenaの有名な音を置いただけの懐メロ企画ではありません。ラテンの軽快さを残しながら、反復する「BOOMPALA」という掛け声、ハウス系のビート、短く切り替わるボーカルを中心に2026年のダンス曲へ組み替えています。

さらに重要なのが、Macarenaから受け継いだものがメロディーだけではないことです。

Macarenaが世界的な現象になった理由のひとつは、言葉が分からなくても周囲を見れば一緒に踊れたことでした。決められた手の動きを共有することで、知らない人同士まで同じダンスへ参加できたのです。

BOOMPALAにも、その「参加しやすさ」が残されています。難しい振り付けを見せつけるだけではなく、原曲を連想させる腕の動きをポイントとして置くことで、見る側までダンスの中へ入りやすくしています。

BOOMPALAがサンプリングしているのは、Macarenaの音だけではなく「みんなを同じ動きに巻き込む仕組み」でもある。

ここまで見ると、30年以上前の曲を選んだ理由が単なる懐かしさではないことが分かります。

「BOOMPALA」の意味は、恐れを手放すための唱え言葉

「BOOMPALA」は、一般的な英単語やスペイン語ではありません。この曲の中で呪文のように繰り返される造語です。

楽曲の発想には般若心経の「空」に通じる考え方が取り入れられています。HUH YUNJINは、恐怖が存在しないのではなく、見方によっては実体のないものとして捉え直せるという考えが、般若心経の「空」や「無」の概念とつながったと説明しています。

そのためBOOMPALAが伝えるのは、「怖がるな」と自分を奮い立たせる単純な強さではありません。

今は巨大に見える不安も永遠には続かない。少し離れて眺めれば、自分を縛っている恐怖の大きさも変わって見える。その瞬間に「BOOMPALA」と唱え、身体を動かして気持ちを切り替えるのです。

ここでMacarenaのサンプリングが、歌詞の意味とつながります。

頭の中だけで不安を処理するのではなく、誰でも知っているダンスで身体を動かす。Macarenaの陽気さそのものが、「考えすぎることから離れる」というBOOMPALAのメッセージを実際の行動へ変えています。

公式MVはGeminiの検索から「BOOMPALA」が始まる

今回紹介している動画は、LE SSERAFIMの「BOOMPALA」OFFICIAL MVです。

MV冒頭ではHUH YUNJINがスマートフォンでAIアシスタント「Gemini」を使い、気分が良くなる曲を探します。そこで「BOOMPALA」が再生されると、現実の悩みを抱えた世界が次第に奇妙で明るい祝祭へ変化していきます。

このMVはGoogleのAndroidとのコラボレーションで制作されており、Geminiは単なる小道具ではありません。

落ち込んだときにスマートフォンで答えや音楽を探すという、非常に現代的な行動から物語を始めることで、「不安からどう抜け出すか」という曲のテーマを日常へ接続しています。

ただし、答えはスマートフォンの画面の中だけでは終わりません。

BOOMPALAが流れ始めると、人が動き、踊り、ほかの人まで巻き込んでいく。検索から音楽へ、音楽から身体へ、身体から周囲の人へと感情が広がっていく構造になっています。

サウナの相談所からパレードへ、不安が「祭り」に変わっていく

MVでは、それぞれ悩みを抱えたメンバーたちが、KIM CHAEWONが相談役を務めるサウナの相談所へ向かいます。

かなり突飛な設定ですが、この「深刻な悩みを深刻な空間で扱わない」こと自体がBOOMPALAらしいところです。

巨大な黄金像、メンバーが雨のように降ってくるCG、パレードカー、さまざまな人が一緒に踊る場面と、映像は現実からどんどん離れていきます。

不安を完全に消し去る物語というより、見方を変えた瞬間に、それまで自分を支配していたものが急に滑稽に見える。その感覚を、イ・ヘイン監督はキッチュで過剰な映像として見せているようにも読めます。

そして終盤ではBOOMPALAのエネルギーが地上だけに収まらず、宇宙へまで広がっていきます。

一人の頭の中にあった小さな悩みから始まった話が、最後には世界規模の祝祭になる。この振れ幅そのものが、「少し視点を引けば恐怖の見え方は変わる」という曲の考え方と重なります。

マカレナ・ダンスがMVでは「恐れを手放す動作」になる

BOOMPALAの振り付けには、Macarenaを知っている人ならすぐ気付ける動きが組み込まれています。

両腕を交差させるようなポイントや、腕と脚を同じ方向へ揺らすシンプルな動きは、原曲の「誰でも真似できる」という特徴を残したものです。

一方で、5人の位置関係や隊列の変化、細かな身体の角度はLE SSERAFIMのパフォーマンスとして作り直されています。90年代のパーティーダンスをそのまま再演するのではなく、共有しやすい動作だけを残してK-POPの群舞へアップデートしているのです。

だからMVでMacarenaの動きを見つけると、元ネタ確認以上の意味が出てきます。

Macarenaでは「みんなで同じダンスをすること」が楽しさを生みました。BOOMPALAではその身体的な共有が、「一人で不安を抱え込まず、一緒に手放す」という曲の考え方へ置き換わっています。

音、歌詞、MV、振り付けがここで一本につながります。

「FEARLESS」からBOOMPALAへ、強さの意味が変わった

BOOMPALAは、2026年5月22日にリリースされた2nd Studio Album『PUREFLOW pt.1』のタイトル曲です。

デビュー当初のLE SSERAFIMは、「FEARLESS」という言葉通り、恐れず前へ進む強さを前面に掲げていました。

一方の『PUREFLOW pt.1』では、恐怖そのものを否定しません。怖さを知り、弱さも認めたうえで、それにどう向き合うかへ焦点が移っています。

BOOMPALAの「恐れは見方によっては虚像かもしれない」という発想は、その変化を象徴しています。

初期のLE SSERAFIMが「恐れない自分」を提示したのだとすれば、BOOMPALAでは「怖い自分のままでも、視点を変えてまた動き出せる」と考える。その違いを知ると、底抜けに明るいMacarenaのサンプリングも少し違って聞こえてきます。

LE SSERAFIMがデビュー曲「FEARLESS」からBOOMPALAまで“強さ”をどう変えてきたのかは、代表曲をまとめたページでも続けて確認できます。

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BOOMPALAの元ネタがMacarenaだと分かるだけなら、答えは数秒で終わります。でもMacarenaが持っていた「誰でも同じ動きに参加できる」という力まで見ていくと、なぜこの曲が選ばれたのかが見えてきます。

30年以上前に世界中を踊らせたダンスが、2026年には「恐れを一人で抱え込まず、みんなで手放す」ための動作になる。そこまで含めて聴くと、BOOMPALAのサンプリングは単なる懐かしさではなく、この曲のメッセージそのものとして響いてきます。

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