ビービー・レクサの声が夏を照らす「If Only I」|ラウド・ラグジュアリー×トゥー・フレンズMV解説

Loud Luxury x Two Friends feat. Bebe Rexha「If Only I」は、2023年にリリースされたダンス/ポップ寄りのEDMナンバーです。
MVでは、日差しのあるパーティー感とビービー・レクサの伸びやかな声が重なり、曲名にある「もし自分がそうできたなら」という願望を、重くなりすぎない高揚感へ変えています。
この記事では、MVの見どころ、タイトルの意味、サウンドの魅力を分かりやすく整理します。

【Loud Luxury:ラウド・ラグジュアリー】
出身:カナダ出身、ロサンゼルスを拠点に活動するダンスミュージックデュオ
メンバー:Andrew Fedyk、Joe De Pace
特徴:「Body」などで知られる、クラブとポップをつなぐサウンドが持ち味

【Two Friends:トゥー・フレンズ】
出身:アメリカを拠点に活動
メンバー:Matt Halper、Eli Sones
特徴:オリジナル曲やリミックス、「Big Bootie Mix」シリーズで知られるDJ/プロデューサーデュオ

【Bebe Rexha:ビービー・レクサ】
生年月日:1989年8月30日
出身:アメリカ・ニューヨーク州ブルックリン
特徴:シンガーソングライターとして、ポップ、ダンス、カントリー寄りの楽曲まで幅広く歌い分ける

目次

「If Only I」は、夏のフロア感をまっすぐ届けるコラボ曲

「If Only I」は、カナダ出身のダンスミュージックデュオLoud Luxury、アメリカのDJ/プロデューサーデュオTwo Friends、そしてBebe Rexhaが組んだコラボ曲です。

配信上では2023年6月23日にリリースされたシングルで、Apple Musicでは「Dance」ジャンルの作品として掲載されています。曲の長さは約2分台とコンパクトで、イントロからボーカル、ビート、サビの高揚感までがかなり短い時間でまとまっています。

この曲の強さは、難しい構成よりも、一度聴いただけで夏のパーティーやフェスの空気を想像しやすい分かりやすさにあります。洋楽を長く聴いてきた人ほど、こうした“説明しすぎない明るさ”が、ダンスミュージックでは意外と大きな武器になることに気づきやすいはずです。

タイトルの“If Only I”が示す、願望と少しの切なさ

「If Only I」は、日本語にすると「もし私が〜できたなら」「〜だったらいいのに」に近い表現です。

英語の “if only” には、ただの仮定というより、叶わなかったことへの願望や、少しの後悔がにじみます。つまりこの曲は、明るいEDMでありながら、歌詞の中心には「こうできたらよかったのに」という感情が置かれていると受け取れます。

ただし、曲全体の印象は暗くありません。Bebe Rexhaのボーカルは、未練や後悔を沈ませるのではなく、ビートの上で前へ押し出していきます。タイトルだけを見ると切ない言葉ですが、サウンドと組み合わさることで、悲しみよりも“もう一度踊り出すための感情”に変わっているのが面白いところです。

MVは、日差しとダンスパーティーで曲の明るさを見せる

「If Only I」のMVは、楽曲の持つフィールグッドな雰囲気をそのまま映像化したような内容です。

公式リリースでは、MVはカリフォルニアで撮影され、Loud Luxury、Two Friends、Bebe Rexhaが登場する太陽の光に包まれたダンスパーティーとして紹介されています。さらに、インフルエンサーのHannah Stockingが出演している点も、映像のポップさを強めています。

MVで印象的なのは、深刻な物語を作り込むよりも、曲のテンションに合わせて“集まる、踊る、楽しむ”という分かりやすい快感を前面に出しているところです。今見返すと、凝ったストーリーよりも、ビートと光と人の動きだけで成立するMVの強さがよく分かります。

Bebe Rexhaの声が、EDMを“歌えるポップ”にしている

この曲で最も耳に残るのは、やはりBebe Rexhaのボーカルです。

Loud LuxuryとTwo Friendsのビートは、クラブやフェスで映えるように作られていますが、Bebe Rexhaの声が入ることで、単なるダンスチューンではなく、歌として口ずさみやすいポップソングとしても成立しています。

彼女のボーカルは、強く張るだけではなく、少しハスキーな質感も含んでいます。そのため、サウンドが明るくても軽くなりすぎず、タイトルにある願望のニュアンスがきちんと残ります。ダンスミュージックの中で歌声が“感情の芯”になるタイプの曲として聴くと、このコラボの相性の良さが見えてきます。

EDCとCoachellaで先に熱を帯びた、ライブ映えする一曲

「If Only I」は、リリース前からライブの場で印象的に扱われていた曲でもあります。

公式リリースでは、Loud LuxuryがEDC Las Vegasのメインステージでこの曲を披露し、Two FriendsはCoachella 2023でBebe Rexhaとともにパフォーマンスしたことが紹介されています。つまりこの曲は、配信でじっくり聴く以前に、フェスや大きな会場の空気と結びついていた楽曲でもあります。

この背景を知ると、曲の作りがより分かりやすくなります。短い尺、すぐに入ってくるフック、開放的なビート、明るいサビ。どれも、ライブで一気に観客を引き込むための設計としてよくできています。

Loud LuxuryとTwo Friends、それぞれの色が自然に混ざっている

Loud Luxuryは、「Body」などで知られるように、クラブ向けのビートをポップに落とし込むのが得意なデュオです。一方のTwo Friendsは、リミックスや「Big Bootie Mix」シリーズでも知られ、親しみやすさと盛り上げ方のバランスに強みがあります。

「If Only I」では、その2組の特徴がぶつかるというより、かなり自然に混ざっています。Loud Luxuryらしい洗練されたダンス感、Two Friendsらしい明るく開かれた空気、そしてBebe Rexhaの歌声が、1曲の中で分かりやすく機能しています。

派手なドロップだけで押し切る曲ではなく、ボーカル、ビート、パーティー感のバランスで聴かせるタイプのEDMです。ドライブ、夏のプレイリスト、気分を上げたい夜に合う曲として、初めて聴く人にも入りやすい一曲でしょう。

Bebe Rexhaの曲を続けて聴きたい人へ

「If Only I」でBebe Rexhaの声が気になった人は、彼女の代表曲やコラボ曲をまとめて聴くと、ポップ、EDM、カントリー寄りの楽曲まで幅広く歌い分ける魅力がより分かります。

この曲では、ダンスミュージックの中で声が感情の軸になっていました。Bebe Rexhaの他の楽曲を聴くと、その力強さや少し影のあるボーカル表現が、別の形でも楽しめます。

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この記事を書いた人

洋楽とミュージックビデオを約30年にわたり楽しんできました。ポップ、R&B、ロック、EDMを中心に、時代ごとのヒット曲やアーティストの代表曲、ミュージックビデオの表現を追いかけています。

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記事作成時には、公式YouTube、アーティスト公式サイト、レーベル情報、主要音楽配信サービス、チャート情報などを確認し、できるだけ正確で読みやすい内容になるよう努めています。

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