ハロウィンに聴く洋楽で迷ったら、怪物への変身とゾンビダンスを楽しめるMichael Jackson「Thriller」から。映画の楽しさなら「Ghostbusters」、怖いMVならRihanna「Disturbia」、妖しく踊るならLady Gaga「The Dead Dance」がおすすめです。
ここでは、定番・映画の世界観、怖いMV、パーティー向けのダークポップに分けて紹介します。ハロウィンを直接描く曲だけでなく、仮装や映像の演出から選んだ曲も含めました。歌の題材と、ハロウィンに合う見た目を分けて楽しんでみてください。
| まず選ぶ曲 | こんな気分に | 注目するポイント |
|---|---|---|
| Thriller/Michael Jackson | 定番から入りたい | 変身とゾンビの群舞 |
| Ghostbusters/Ray Parker Jr. | 映画の楽しさを味わいたい | おばけ退治の世界 |
| Everybody/Backstreet Boys | 仮装で盛り上がりたい | モンスター姿とダンス |
| Disturbia/Rihanna | 不気味なMVが見たい | 不安とホラー的な映像 |
| The Dead Dance/Lady Gaga | 妖しく踊りたい | 人形とダンス、失恋からの再起 |
定番・映画の世界観を楽しむハロウィンの洋楽
映画のような物語や、ひと目で分かるモンスターの姿から選ぶなら、まずはこちら。おばけ退治を楽しむ曲、仮装のヒントになるMV、映画そのものの歌唱シーンを並べました。
Michael Jackson「Thriller」
怪物への変身とゾンビダンスを楽しむ定番
ハロウィンの洋楽を映像から楽しむなら、まずは「Thriller」。怪物への変身とゾンビの群舞を組み込んだ、短編ホラー映画のようなMVです。物語を追いたい人にも、仮装やダンスのイメージを膨らませたい人にもおすすめ。怖さとショーの楽しさが同居するこの作品を見ておくと、後半の「Bones」にもつながりが見えてきます。
ゾンビダンスや映画的な演出については、「Thriller」の個別解説で紹介しています。

Ray Parker Jr.「Ghostbusters」
おばけ退治を明るく楽しむ映画のテーマ曲
映画『ゴーストバスターズ』のテーマ曲として、おばけの世界へ気軽に入れる一曲。Apple MusicのハロウィンMV特集でも「Thriller」と並んで紹介されています。怪物の迫力を楽しむ「Thriller」に対して、こちらはおばけ退治の遊び心を楽しむ入口。怖さを前面に出しすぎず、映画の話題で盛り上がりたい集まりに選びたい曲です。
Backstreet Boys「Everybody(Backstreet’s Back)」
モンスターの仮装とダンスを楽しみたいときに
メンバーがミイラやドラキュラ、狼男などに扮する、モンスター尽くしのMV。幽霊屋敷を舞台にした映像とダンスが、仮装パーティーの気分を引き立てます。ハロウィンとの接点は、まずこの衣装と演出にあります。「誰の仮装をまねしたい?」と話しながら見るのも楽しく、怖い物語よりも変身する楽しさを味わいたい人向けです。
The Citizens of Halloween「This Is Halloween」
映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の挿入歌
ハロウィンそのものの世界に浸りたいなら、この映画の挿入歌を。ハロウィン・タウンの住人たちが歌う場面から、作品ならではの怪しく愉快な空気を楽しめます。紹介するのはDisney公式の映画映像で、アーティストが演じる通常のMVとは異なります。仮装して歌うポップスターから、怪物たちが暮らす物語へと気分を切り替えたいときに。
Fifth Harmony「I’m In Love With a Monster」
『モンスター・ホテル2』と楽しむポップな怪物ソング
『モンスター・ホテル2』に関連する楽曲で、公式MVにも映画名が明記されています。怪物を題材にした映画の楽しさと、Fifth Harmonyの華やかなポップ感を一緒に楽しめる選曲です。おばけ退治の「Ghostbusters」から、怪物に恋するタイトルの一曲へ。ホラー一色にせず、かわいさやおしゃれな仮装も楽しみたい場面に添えたい曲です。
怖い・不気味なMVで選ぶハロウィンの洋楽
見えない視線、心の中の怪物、特殊メイクによる変身。ここでは、怖さの種類に注目して選びます。心理的な不気味さを味わうか、作り込まれたホラーのショーを楽しむかで、入口が変わります。
Rihanna「Disturbia」
踊れるのに落ち着かない、悪夢のようなMV
白く見える目や檻、クモなどの不穏なイメージが、ダンス曲のビートとぶつかる「Disturbia」。怖いMVを探している人には、この居心地の悪さが選ぶ理由になります。歌の中心にあるのは、心を侵す不安や混乱。ハロウィンの出来事を描く曲としてではなく、内面のざわつきとホラー的な映像が重なるダークポップとして楽しみたい一曲です。
曲名が示す不安や、MVの閉ざされた空間については、こちらで解説しています。

Rockwell「Somebody’s Watching Me」
「誰かに見られている」不気味さを味わう
「誰かに見られている」という不安を入口に、ハロウィンの夜を少し落ち着かなくする一曲。怪物への派手な変身とは違い、見えない視線を意識させるところが選ぶポイントです。公式動画でもハロウィンの定番を聴く案内が添えられています。80年代の怪しい雰囲気を加えたいときや、「Disturbia」と異なる怖さを楽しみたいときに。
Billie Eilish「bury a friend」
ベッドの下の怪物、その視点に入り込む
ビリー本人が、ベッドの下にいる怪物の視点から書いたと説明した曲。さらに、その怪物を自分自身にも重ねています。マイケル・チャベス監督の不気味なMVとともに、怖がる人の側から、怖がられる存在の内側へと視点を変えられるのが特徴です。仮装の華やかさよりも、悪夢や自分の中の不安を思わせるハロウィンを楽しみたい人に。
怪物の視点と、MVに描かれる無力さの関係は、個別記事で掘り下げています。

Yeah Yeah Yeahs「Heads Will Roll」
踊る狼男と、きらびやかなホラー演出
狼男が踊るダンスフロアに、ホラーの展開を持ち込んだMV。制作に参加したFramestoreによると、流血の表現には赤いグリッターが使われています。この人工的なきらめきが、怖さに舞台的な楽しさを加えるポイント。「bury a friend」の内面的な不気味さとは違う、派手で少し悪趣味な怪物ショーを見たいときに選びたい一曲です。
Taylor Swift「Look What You Made Me Do」
墓から現れるテイラーのダークな変身劇
墓からゾンビ姿で現れる冒頭が、ハロウィンに見返したくなる理由。特殊メイクによる変身は、テイラーの普段のイメージとの落差も楽しめます。この選曲で注目したいのは、歌をハロウィンの物語に当てはめることよりも、ホラーの姿を自己演出へ取り込む面白さ。怖い顔や衣装で別の自分を演じる、仮装の楽しみと重ねて見られるMVです。
過去のテイラー像を使ったセルフパロディについては、こちらのMV解説へ。

妖しく踊れる、ハロウィンパーティー向けの洋楽
人形、吸血鬼、ゾンビ、狼。暗いモチーフをダンスの楽しさへつなぐ曲を集めました。歌の背景までたどると、失恋からの再起や自分を解放する気持ちなど、見た目とは違う表情も見つかります。
Lady Gaga「The Dead Dance」
人形島の不気味さと、失恋を越えるダンス
『ウェンズデー』シーズン2で使われた曲で、MVはティム・バートン監督がメキシコの人形島で撮影。不気味な人形とガガのパフォーマンスが、怪しいパーティー気分を作ります。一方、本人が語る出発点は失恋。つらい経験のあとに友達と楽しむ曲でもあり、暗い見た目と前へ進む感情を一緒に味わいたいときにおすすめです。
失恋の痛みを踊りへ変える曲の意味と、MVの見どころを個別記事で紹介しています。

Lady Gaga「Abracadabra」
赤と白の群舞で、仮装パーティーを劇場に
公式紹介では、赤と白の衣装をまとったガガとダンサーたちが、光と闇のダンスバトルを披露するMVとされています。呪文を思わせるタイトルに、儀式のようにも見える群舞が重なり、衣装や振り付けを楽しむハロウィンにおすすめ。「The Dead Dance」の人形や撮影地の怪しさから、身体の動きで見せる迫力へと切り替えられます。
赤と白の対比や、ダンスで描く対立については、「Abracadabra」の解説をご覧ください。

Ed Sheeran「Bad Habits」
吸血鬼になったエドと、夜の街の非日常感
吸血鬼に扮したエドが街へ現れるMVは、見慣れたアーティストの変身を楽しむハロウィン向きの一本。制作陣の紹介でも、ロンドンを舞台にした吸血鬼の騒動として説明されています。人形島や幽霊屋敷とは違う、街中の非日常感が選ぶポイント。仮装したまま夜へ繰り出すような気分で、親しみやすいポップスを楽しみたいときに。
悪い習慣から抜け出せない感情と、吸血鬼のイメージの関係を個別記事で解説しています。

Imagine Dragons「Bones」
「Thriller」のゾンビが、金融街へやって来る
金融街の取引フロアがゾンビのダンス会場へ変わるMV。ダン・レイノルズは「Thriller」からの影響を明言しており、冒頭のマイケルと続けて見ると、同じゾンビでも舞台とユーモアが変わる面白さを味わえます。怖い姿と遊び心を一緒に楽しみたい人向け。定番を押さえたあとに、別の時代のゾンビダンスへ進む一曲です。

Shakira「She Wolf」
狼のモチーフを、自由とダンスに変える
狼のモチーフと、檻の中で踊るシャキーラの姿が、妖しい夜のムードを作るMV。ソニー公式に掲載された本人の説明では、曲は自分の欲望や、動物的なもう一人の自分に向き合うものです。「Heads Will Roll」の襲う狼男とは違い、こちらは内側の野性を解き放つイメージ。ハロウィンを大人っぽく、華やかなダンスで締めたいときに。

