- 今後成長が期待される5G銘柄
- 中長期では5Gの成長が確実視されている
- 海外でも高いシェア
5G銘柄としてよく耳にする、アンリツについて、どんな事業を行っているのか、今後の成長性について確認していきます。
もくじ
アンリツの事業内容
アンリツの事業内容は70%程度が計測機器事業となっており、モバイル機器や、光ファイバーの無線基地局などで使われる通信インフラや、通信電子部品の開発、それに関わる通信・計測ソリューションがアンリツの主要事業となっています。
スマート端末、モバイル通信、ネットワーク通信網のマーケットはさらに拡大することが確実視されており、マーケットは拡大傾向。

アンリツの株価情報
株価 | 2291 |
売買単位 | 100株 |
PER | 23.3 |
PBR | 3.31 |
時価総額 | 3168億円 |
業種 | 電気機械 |
株価はSMBC日興証券によると、目標株価を3,700円としており、5Gの市場規模は現在の4Gに比べて大きく上回ることが予測され、強気の投資判断となっています。
PER業種平均比較
電気機械業種のPER平均は19.6(2019年5月)となっており、PERは低い程、割安と判断されます。5G銘柄としての期待もあり、やや高めの値となっています。
PBR業種平均比較
電気機械業種のPBR平均は1.3(2019年5月)
PBRは1倍以下であれば割安とされるが、業種によってばらつきがあるため、同業他社と比較する必要があります。
米キーサイト・テクノロジーズ、独ローデ・シュワルツの2社で世界市場をアンリツを合わせた3社で競い合っています。
キーサイト・テクノロジーズのPBRは5.76倍
ローデ・シュワルツは非上場のためデータなし
キーサイト・テクノロジーズと比べると、まだまだ割安であると言えますが、米国市場の方が資金が流入しやすいため、判断は難しいところ。
アンリツ売上高推移
5Gサービスが世界で徐々にサービス開始されることに伴い、5G関連の売上が伸びており、2021年予想は+30億の会社予想となっています。

アンリツ経常利益推移
2020年に比べて伸びはないが、現在の環境でも同水準の利益が確保できる予想となってが、利益水準の伸びは今季程期待できないため、短期ではなく、中長期で考えたい銘柄となっています。

アンリツ一株利益推移
コロナ禍において、不透明要素があるのと、米中貿易摩擦の懸念がありますが、米中問題の影響をアンリツはあまり影響がないとされています。
2021年の会社予想はほぼ今季並となっていますが、着実に積み上げとなる予測となっており、2022年以降に期待の予想です。

アンリツ配当予想
2021年は売上、利益共にほぼ今季並との会社予想となっており、配当予想も今季と同様の31円。現在の株価だと約23万の投資で、3100円の配当(税引前)となります。配当利回りは1.42%で増配は5Gのマーケット増加によって、今後に期待したいところ。

5G今後の予測
モバイル通信の進化は10年ごとに進んでおり、2028年に5Gの需要が最大化される予測となっています。
このため、コロナ禍においても需要が消失することはなく、確実に需要が高まることが確実視されている5G銘柄が注目される理由ではないでしょうか。

まとめ
今期は不透明要素もあり、前年と同様の利益水準予想となっていますが、3年~5年後にはマーケットが大きくなり、売上、利益共に成長する可能性が高く、中長期で仕込んで置きたい銘柄ではないでしょうか。
株価が大きく下がったタイミングでは、下押しを拾いたいですね。