ブログ運営情報、洋楽、小説をエンジニアがお届け

【保存版】Lady Gaga MV特集|Poker FaceからDie With A Smileまで名曲23本

Featured Video Play Icon

Lady Gaga(レディー・ガガ)のMVは、ただの“曲に映像が付いたもの”ではなく、ポップカルチャーの歴史そのものだと思う。初期の「Poker Face」「Bad Romance」「Telephone」で世界をひっくり返し、「Born This Way」でマイノリティの旗を掲げ、「A Star Is Born」では映画と共に新たな代表曲を生んだ。

この記事では、ガガのキャリアを俯瞰できる23本のMVをピックアップ。サウンド、映像コンセプト、時代性、そしてちょいネタを交えながら、それぞれの曲が“どんな意味を持つ1本なのか”を解説します。

Lady Gaga – Poker Face

「Poker Face」は、ガガが世界のポップシーンに“異物”として登場した瞬間を記録した一曲。エレクトロ路線ながら、メロディは実はかなり歌モノ寄りで、そこにポーカーテーブルとマスクだらけのMVが乗ることで、一気に“謎の新星”感が増幅された。今あらためて観ると、まだ少し人間味の残るガガがチラッと顔を出しているのもエモいポイント。


Lady Gaga – Bad Romance

ポップソングでありながら、MVはほぼ実験的ファッション映画。「Bad Romance」は、ガガが“アーティスト”から“時代の象徴”になった転換点だ。骨のような衣装、白い空間、ダンスブレイク…すべてが一瞬でアイコン化された。個人的には、ラストのベッドのシーンで静かに煙が上がる瞬間に、ガガのブラックユーモアの核心が詰まっていると思う。


Lady Gaga – Born This Way

「Born This Way」は、MV込みで“21世紀のアンセム”になった稀有な曲。長尺イントロでいきなり「新たな種族の誕生」を語りだすあたりから、完全に並のポップスターではない。ダンスフロアを埋め尽くすダンサーたちと、カメラ目線で宣言するガガの表情は、ミュージシャンというより運動のリーダーに近い。聴くというより浴びるべき1本。


Lady Gaga – Rain on Me (with Ariana Grande)

アリアナとの「Rain on Me」は、2020年代を象徴する“悲しみごと踊りに変える”ダンス・ポップ。MVでは、雨粒がナイフのように降り注ぐ中、2人が全力で踊り続ける。ガガの重さとアリアナの軽さが、対立ではなく共存として映っているのが面白い。衣装チェンジのテンポも含めて、“2人のポップクイーンによる状況報告書”のようなMVだ。


Lady Gaga – Judas

宗教モチーフにここまで踏み込めるポップスターは、やはりガガしかいない。「Judas」は、聖書世界とバイカーカルチャーを強引に融合させた問題作。MVの一瞬一瞬が“ギリギリのライン”を攻めていて、批判も含めて話題になった一曲だ。ハードなサウンドとキャッチーなサビの間で揺れる感じも含めて、“ガガの危うさ”が最もよく出ている作品かもしれない。


Lady Gaga – Telephone ft. Beyoncé

「Telephone」は、Gaga×Beyoncéという二大スターが本気でふざけ倒した9分超えのショートフィルム。キル・ビル、アメリカン・ダイナー、ポップアート的暴力表現…引用だらけの世界観を、ふたりが完全に乗りこなしている。“ポップミュージックの予算とアイデアを全部つぎ込むとこうなる”という好例で、情報量の多さでは今も頂点クラス。


Lady Gaga – Just Dance ft. Colby O’Donis

デビューシングル「Just Dance」は、今振り返ると“まだ普通のクラブポップ寄り”に見えるが、その中にもすでにガガらしい違和感が顔を出している。派手なメイク、サングラス、周囲とズレている感じの立ち振る舞い。歌詞はかなり能天気なのに、どこか危険な空気をまとっているのがポイントで、“ポップ界のジョーカー登場”を告げる一曲だった。


Lady Gaga – Applause

「Applause」は、ARTPOP期ならではの“自意識とアートの爆発”をそのまま映像にした作品。白黒メイクで顔だけが暗闇に浮かぶシーンや、多腕の女神のようなポーズなど、どのフレームも雑誌の1ページになりそうなレベル。自ら“拍手”をテーマにするあたり、アーティストと観客の関係をここまで露骨に語れるポップスターは珍しい。


Lady Gaga – Perfect Illusion

「Perfect Illusion」は、スタジアムロック寄りのサウンドで、“幻想だった恋”をがなり立てるガガのロウな側面が前面に出た一曲。砂煙の立つ荒野でマイクスタンドを振り回す姿は、もはやポップスの枠を超えてロックスターそのものだ。凝ったセットではなく、ほぼ“ガガ+観客+スピーカー”だけで押し切るMV構成も潔い。


Lady Gaga – Disease

タイトルだけで、すでにガガらしい不穏さを感じさせる「Disease」。内側に巣食う“病”をテーマにしているかのようなムードがあり、ポップでありながらどこか冷たい肌触りが残るタイプの曲だと感じる。ガガ作品の中でも、外に向けたメッセージというより、内面の揺らぎを顕微鏡で覗き込んだような印象が強い1本。


Lady Gaga – Abracadabra

「Abracadabra」というタイトルは、ガガがずっとやってきた“自己変身”そのもののメタファーにも見える。ポップとアートとシアトリカルな要素を混ぜ合わせて、一種の“呪文”として世界に放つ、そんなイメージがピタリとはまる曲だ。サウンドもビジュアルも、彼女のディスコグラフィの中で小さなマジックポイントになっている。


Lady Gaga – Hold My Hand (From “Top Gun: Maverick”)

トップガン最新作のテーマ曲として書き下ろされた「Hold My Hand」は、80年代大作映画のDNAを現代ポップに移植したようなバラード。滑走路、戦闘機、夕焼け…王道すぎる映像に、ガガの全力シャウトが重なることで、シンプルな“手を握る”という行為が誇張されたヒロイズムに変わっていく。映画抜きでも成立するが、映画とセットでこそ真価を発揮する1曲。


Lady Gaga, BLACKPINK – Sour Candy

BLACKPINKとのコラボ「Sour Candy」は、K-POPと欧米クラブサウンドが自然に融合した好例。MVはリリックやビジュアル中心だが、ガガ側のダークなテクノ感と、BLACKPINKのラップ&ボーカルの切れ味が、想像以上に相性がいい。キャンディというモチーフで、甘さと酸っぱさ、そしてわずかな毒をバランス良く配合した1曲。


Lady Gaga, Bruno Mars – Die With A Smile

Bruno Marsとのデュエット「Die With A Smile」は、クラシカルなラブソングのフォーマットに、現代的な切なさを上書きしたようなバラード。二人の声質が想像以上にマッチしていて、映画のエンドロールを何本も思い浮かべてしまう。タイトルは重いのに、メロディは柔らかく、そこに“ガガ流ロマンチシズム”がしっかり滲んでいる。


Lady Gaga – The Edge Of Glory

「The Edge Of Glory」は、派手なセットも群舞もなしに、“街角の一夜”だけで勝負しているのが象徴的。サックスソロとネオンの光に包まれながら、ガガがひたすら歩き、踊り、歌う。その画だけでエモーショナルなクライマックスになってしまうのは、楽曲の力と本人のスター性あってこそ。大きな物語の“最後の一歩手前”を描いたMVだ。


Lady Gaga – The Dead Dance

「The Dead Dance」というタイトルは、ガガの持つゴシックな感性とダンスミュージックの融合を連想させる。生と死の境界線で踊るような、少し背筋が冷たくなるイメージがぴったりはまる曲で、彼女の“ダークサイド・ディスコ”路線の一角に置きたくなる。クラブで鳴っていてもおかしくないのに、どこか葬送曲のような香りが漂うのが面白い。


Lady Gaga – Shallow (with Bradley Cooper)

映画『A Star Is Born』の中心にある「Shallow」は、“ガガのキャリア第2章”の扉を開いた一曲。MVでは、ステージ上で初めてこの曲をデュエットするシーンがそのまま使われ、フィクションとドキュメントの境界があいまいになる。サビの「I’m off the deep end」で、客席もスクリーンの前の観客も一斉に落ちていく感覚は、何度観ても圧巻。


Lady Gaga – Alejandro

軍服、宗教、ダンスホール…「Alejandro」は、ガガの“ヨーロッパ趣味”が爆発した一本。モノトーンの映像が多い中で、ときどき挿し込まれる赤が象徴的で、観るたびに新しい意味を見つけてしまう。楽曲自体は比較的シンプルなポップスなのに、MVによって一気に“アート作品”としてのレイヤーが付与された代表例だ。


Lady Gaga – Always Remember Us This Way (from A Star Is Born)

同じく『A Star Is Born』から、「Always Remember Us This Way」は、映画の中でもっとも“静かな名シーン”を支える曲。ピアノのそばで歌うガガの姿は、奇抜な衣装を脱ぎ捨てたシンガー・ソングライターそのもの。MVも映画のフッテージ中心で、ストーリーを思い出しながら聴くと、サビの一行一行がまったく違う重さを持って迫ってくる。


Lady Gaga – LoveGame

地下鉄、夜の街、ディスコボール——「LoveGame」は、“ニューヨークのクラブ文化を背負ったガガ”のイメージを決定づけた初期代表曲。やや下世話なダブルミーニングも含めて、2000年代末の空気をそのまま真空パックしたような曲だ。ポップとアンダーグラウンドの境界でギリギリ踊っている感じがたまらない。


Lady Gaga – Stupid Love

「Stupid Love」は、CHROMATICA世界の入口として、ビビッドな色彩と“部族バトル”的なコンセプトが炸裂したMV。未来の砂漠で、愛と暴力とダンスが混ざり合う様子は、ある意味で「Born This Way」から続くテーマの再確認でもある。シリアスなメッセージを、あえて“バカみたいにポップ”なパッケージに詰めるのがガガ流。


Lady Gaga – G.U.Y. (An ARTPOP Film)

「G.U.Y.」は、もはや“MV”ではなく30分近いARTPOPフィルムとして制作された大作。豪華な邸宅、企業批判的なシーン、復活儀式…と、テーマが縦横無尽に飛び交う。音楽一曲分でここまで映像世界を広げてしまうのは、ポップスターというよりコンセプチュアル・アーティストの仕事。時間はかかるが、一度は通しで観ておきたい一本だ。


Lady Gaga – Yoü And I

「Yoü And I」は、ガガのカントリー/ロック寄りの顔をはっきりと見せたターニングポイント。MVでは、自身が生み出した“男装キャラ”Jo Calderoneや、人魚姿など、複数の人格を演じ分けている。ラブソングの形を借りながら、“自分の中のいくつもの自分”と向き合うセルフポートレートのような作品でもある。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です