「Who’s That Chick?」の意味は?デヴィッド・ゲッタ×リアーナMVで弾ける極彩色の高揚感

David Guetta feat. Rihanna「Who’s That Chick?」は、2010年に発表されたダンスポップ曲です。
曲名は直訳すると「あの子は誰?」という意味で、MVではリアーナの鮮やかなビジュアルとクラブ向けの高揚感が一体になっています。
特にDay Versionは、極彩色のセットと遊び心のある演出によって、2010年前後のポップシーンの派手さをそのまま閉じ込めたような映像です。

目次

「Who’s That Chick?」の意味は“あの子は誰?”という視線

「Who’s That Chick?」の “Who’s” は “Who is” の短縮形で、「誰?」という意味です。
“Chick” はカジュアルに女性を指す言葉で、ここでは「あの女の子は誰?」「あの目立っている子は誰?」というニュアンスで受け取ると分かりやすいです。

ただし、曲の中で描かれているのは、特定の誰かを探す物語というより、フロアでひときわ輝く存在に視線が集まる瞬間です。
リアーナのボーカルは、誰かに見られている側でありながら、自分から場の空気を支配していくようにも響きます。

タイトルの問いは、ただの疑問文ではありません。
「誰なの?」と周囲に言わせるほど目を引く存在感そのものが、この曲の主役になっています。

Day VersionのMVは、色彩で“夜のテンション”を昼に変換している

このMVでまず印象に残るのは、リアーナの赤い髪、ポップな衣装、鮮やかな背景、そしておもちゃ箱のように詰め込まれた装飾です。
映像はDay Versionとして公開されており、暗いクラブの熱気をそのまま明るい色彩に置き換えたような作りになっています。

見どころは、ストーリーを追うことよりも、色と動きの連続にあります。

  • 赤、黄色、ピンクなどの強い色が画面全体を押し出してくる
  • リアーナの表情やポーズが、曲の弾むビートと連動している
  • 現実感よりも、ポップアートやファンタジーに近い世界観で統一されている
  • “誰?”と振り向かせる存在感を、映像全体で表現している

今あらためて見ると、このMVの面白さは、派手さだけではなく、リアーナを“音の中心にいるキャラクター”として見せ切っているところにあります。
長く洋楽を聴いてきた人には、2010年前後のポップスターMVらしい過剰な色彩感が、かなり懐かしくも新鮮に映るはずです。

David Guettaらしいシンセと、リアーナの声の相性

サウンド面では、David Guettaらしいシンセの反復、まっすぐなビート、クラブで鳴ることを前提にした明るいエネルギーが中心です。
複雑な展開で聴かせるというより、短いフレーズとリズムで一気に気分を上げていくタイプの曲です。

リアーナの声は、ここで強く歌い上げるというより、ビートの上で軽やかに跳ねています。
この軽さが、曲の中毒性につながっています。

特に面白いのは、リアーナのボーカルがクールなのに、映像はかなりカラフルで遊び心が強いところです。
その温度差があるから、曲全体が甘くなりすぎず、クラブポップとしての切れ味も残っています。

Loud期リアーナの明るさともつながる一曲

「Who’s That Chick?」は、David Guettaのアルバム再発盤『One More Love』に収録された楽曲として知られています。
一方で、時期的にはリアーナのアルバム『Loud』周辺のカラフルなイメージとも近く、赤い髪のビジュアルや明るいポップ感から、その時代のリアーナを思い出す人も多い曲です。

ただし、この曲はリアーナ名義の『Loud』本編の中心曲というより、David Guetta側のダンスプロジェクトにリアーナが参加した楽曲として聴くと位置づけが分かりやすくなります。
だからこそ、リアーナの個性を活かしながらも、曲全体の重心はクラブサウンドにあります。

2010年前後は、EDMやダンスポップが世界のチャートで大きな存在感を持っていた時期です。
この曲には、その時代の「ポップスターの声」と「DJ/プロデューサー主導のビート」が強く結びついていた空気が、かなり分かりやすく残っています。

チャートでも強かった、クラブ向けポップとしての存在感

「Who’s That Chick?」は、英国のシングルチャートで上位に入り、ダンスチャートでも存在感を示した楽曲です。
David GuettaとRihannaという組み合わせの分かりやすさに加えて、曲自体がクラブでもラジオでも機能しやすい作りだったことが、広がりやすさにつながっています。

この曲の強みは、深刻なメッセージよりも、聴いた瞬間に身体が反応する分かりやすさにあります。
ビート、フック、ボーカル、MVの色彩がすべて同じ方向を向いていて、「今すぐ気分を上げたい」という欲求にまっすぐ応えてくれます。

音楽ファン目線で聴くと、2010年代前半のEDMポップがどれだけ大胆にメインストリームへ入り込んでいたかを感じられる一曲でもあります。

今聴き返すと、派手さの奥に時代の空気が見える

「Who’s That Chick?」は、繊細な歌詞でじっくり聴かせる曲というより、映像とビートを含めて一気に浴びるタイプのポップソングです。
だからこそ、MVと一緒に見ることで魅力がかなり伝わりやすくなります。

今聴き返すと、シンセの質感、赤い髪のリアーナ、鮮やかなセット、クラブ向けのまっすぐなビートが、2010年前後のポップシーンを思い出させます。
派手な曲ほど時間が経つと古く感じることもありますが、この曲はその“時代っぽさ”自体が魅力として残っています。

David Guettaのダンスミュージックと、Rihannaのポップスターとしての存在感。
その2つがぶつかることで生まれた、短くても記憶に残るカラフルな一曲です。

David Guetta、Rihannaの代表曲やコラボ曲をさらに聴きたい人は、こちらのまとめページもあわせてチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

洋楽とミュージックビデオを約30年にわたり楽しんできました。ポップ、R&B、ロック、EDMを中心に、時代ごとのヒット曲やアーティストの代表曲、ミュージックビデオの表現を追いかけています。

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