映画『KATSEYE: WILD HEARTS』は、KATSEYE初の劇場作品です。日本では2026年8月12日と15日を中心に限定上映され、一部劇場のみ8月12日から16日まで公開されます。
本編は約80分。未公開映像、メンバーへのインタビュー、EYEKONSが撮影したファン映像を通して、『The Debut: Dream Academy』のプレッシャーから世界へ踏み出した現在までをたどります。上映日の間にEP『WILD』の発売日が置かれているため、映画と新作を一緒に知ると、KATSEYEの新章がより立体的に見えてきます。
【3秒でわかる「KATSEYE: WILD HEARTS」のポイント】
- 作品: 未公開映像、インタビュー、EYEKONSの映像でKATSEYEの成長を追う約80分の劇場作品
- 日本上映: 2026年8月12日・15日が基本。TOHOシネマズ 日比谷とヒューマントラストシネマ渋谷は8月12日〜16日
- まず聴くなら: 「Debut」から「Touch」「Gabriela」「PINKY UP」「Animal」へ進むと変化が分かりやすい
- 注意点: EP『WILD』は8月14日発売だが、収録曲が映画内でどこまで使われるかは公式発表だけでは確認できない
映画『KATSEYE: WILD HEARTS』の日本上映と作品情報
『KATSEYE: WILD HEARTS』は、ライブ映像だけを並べたコンサート映画ではありません。KATSEYEの誕生前後から現在までを、舞台裏、本人たちの言葉、ファンとの関係から振り返る音楽ドキュメンタリーです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | KATSEYE: WILD HEARTS |
| 日本公開 | 2026年8月12日・15日中心。一部劇場は8月12日〜16日 |
| 上映時間 | 本編約80分 |
| 監督 | Nadia Hallgren(ナディア・ハルグレン) |
| 出演 | KATSEYE |
| 一般料金 | 2,500円 |
| 学生料金 | 1,800円 |
| 音響 | 5.1ch |
| 製作会社 | Greenway Pictures, Inc |
| 制作 | Interscope Films、Boardwalk Pictures |
| 制作パートナー | HYBE X GEFFEN |
| 日本配給 | カルチャヴィル合同会社 |
上映日時や空席状況は劇場ごとに異なります。鑑賞前に日本公開公式サイトと各劇場の販売ページを確認してください。
ネタバレなしで分かる映画の内容
中心にあるのは、KATSEYEがグローバル・ポップ・グループへ成長するまでに経験した高揚、挫折、犠牲、飛躍です。『The Debut: Dream Academy』の緊張感にも触れながら、未公開の舞台裏映像と親密なインタビューによって、完成されたパフォーマンスの外側にある時間を映します。
もう一つの主役がファンダムのEYEKONSです。ファンが撮影した映像も作品に組み込まれ、ステージ上のKATSEYEだけでなく、その存在を世界へ広げてきた人たちとの関係まで描かれます。
日本劇場予告では、ステージ、練習、メンバー同士の自然な表情が短い映像の中で切り替わります。
監督はNetflixドキュメンタリーと同じNadia Hallgren
監督は、Netflix『ポップスター・アカデミー: KATSEYEになるまで』も手がけたNadia Hallgrenです。同シリーズの制作チームが再び参加しているため、結成前の姿を知るスタッフが、結成後の変化まで追う構成になっています。
映画から初めてKATSEYEを知る人にも歩みが伝わり、Netflix版を観た人には「あの選考の先で何が起きたのか」を確かめる続編的な見方ができます。ただし、映画はNetflixシリーズを短く編集し直した作品ではなく、現在のKATSEYEとEYEKONSとの関係へ重心を移した別作品です。
『WILD HEARTS』でたどるKATSEYEの歩み
映画を観る前に押さえたいのは、KATSEYEが曲ごとに同じイメージを繰り返してきたグループではないことです。親しみやすいポップから、賛否を招く実験性、ラテンの熱、そして本能を解放する『WILD』へ、短い期間で表現の幅を広げてきました。
『The Debut: Dream Academy』から誕生
KATSEYEは、HYBEとGeffen Recordsによるグローバル・ガールグループ企画『The Debut: Dream Academy』を通じて結成されました。異なる文化的背景を持つ参加者がトレーニングと選考を重ねる過程は、グループの出発点であると同時に、映画が振り返るプレッシャーや犠牲の背景でもあります。
「Debut」「Touch」で世界へ
2024年の「Debut」は、初々しさよりも「すでに準備はできている」という自信を打ち出した出発点でした。続く「Touch」は、軽やかなサウンドと覚えやすい振付でグループへの入口を広げます。
この二作を並べると、強い自己紹介だけで押すのではなく、柔らかさも武器にできるKATSEYEの輪郭が見えてきます。
「Gnarly」「Gabriela」「Gameboy」で広がった表現
2025年の「Gnarly」は、鋭い電子音と過剰な言葉の感触で、それまでの整った新人像を崩しました。「Gabriela」はラテンのリズムとテレノベラ風のドラマを結び、「Gameboy」は甘いポップの内側に恋の主導権を渡さない反抗心を置いています。
この時期の重要な変化は、完成度を見せるだけでなく、曲ごとに好き嫌いが分かれるほど異なる個性を選び始めたことです。その振れ幅が、次の『WILD』へつながります。
「PINKY UP」「Animal」から“WILD”時代へ
2026年の「PINKY UP」は、気取った上品さの記号を遊びに変え、混乱の中でも自分の態度を選ぶ曲です。「Animal」では、洗練された外向きの姿と、親密な場所で現れる本能的な一面が対比されます。
整えられた自分を捨てるのではなく、その内側にある衝動まで自分として認める。この方向性が、EP『WILD』と映画タイトル『WILD HEARTS』を理解する鍵になります。
映画を観る前に聴きたいKATSEYEの曲
時間が限られている場合は、「Debut」→「Touch」→「Gabriela」→「PINKY UP」→「Animal」の順に聴くと、誕生、ブレイク、表現の拡張、新章という流れをつかめます。さらに「Gnarly」と「Gameboy」を加えると、『BEAUTIFUL CHAOS』期の振れ幅まで見えてきます。
KATSEYE「Debut」
選考を越えたメンバーが、最初から完成形として立つ出発点
グループ初のシングルであり、映画が振り返るDream Academy後の第一歩です。タイトルは「デビュー」でも、歌とMVが見せるのは新人らしい戸惑いより、準備期間を越えた自信と結束。「なぜ最初から堂々としているのか」を知っておくと、映画内の努力や犠牲がより具体的に響きます。
「Debut」が単なる自己紹介ではなく挑戦状のように聞こえる理由と、MVの舞台・ダンスは個別記事で詳しく解説しています。

KATSEYE「Touch」
強い自己紹介のあと、軽やかさでファンとの距離を縮めた転機
短いフック、柔らかなボーカル、覚えやすい振付によって、KATSEYEの存在を広く届けた曲です。「Debut」の直線的な自信とは対照的に、恋の距離感を軽やかに見せるため、グループの“Soft Is Strong”という一面も伝わります。EYEKONSが世界へ広がる背景を考えるうえでも外せません。
Y2K感のあるMV、歌詞の距離感、ダンスが広がった理由は「Touch」の個別解説で整理しています。

KATSEYE「Gnarly」
きれいに整うことから離れ、違和感までポップにした分岐点
鋭いデジタル音と短く切られた言葉がぶつかり、最初の聴きやすさよりも記憶に残る刺激を選んだ曲です。「Touch」から続けて聴くと変化は鮮明で、KATSEYEが安全なガールグループ像に留まらない意思が見えます。映画で語られる飛躍の裏側と、表現上の賭けを結ぶ一曲です。
「Gnarly」という言葉の複数のニュアンスと、混沌としたMVが賛否を招いた理由は個別記事で確認できます。

KATSEYE「Gabriela」
恋の警告を、ラテンの熱とテレノベラの誇張で演じる代表曲
恋のライバルに向けた緊張を、滑らかなリズム、スペイン語、ドラマ仕立ての映像へ変えた曲です。メンバーそれぞれの文化的背景と、ひとつのグループとしてそろうパフォーマンスが同時に見えるため、KATSEYEのグローバル性を短時間でつかめます。
“Gabriela”が誰を指すのか、Jessica Albaが登場するMVの後継者争い、歌詞にある競争心は個別記事で掘り下げています。

KATSEYE「Gameboy」
甘いポップの表面から、恋をゲームにしない意志がのぞく曲
「Touch」に通じる親しみやすさを持ちながら、相手の駆け引きに従わない姿勢を加えた『BEAUTIFUL CHAOS』期の一曲です。「Gnarly」の刺激や「Gabriela」のドラマとは違い、日常的に聴きやすい音の中で主導権を取り戻します。KATSEYEの強さが一色ではないことを示します。
タイトルにある“game”の比喩、甘さと反抗心が共存するサウンド、MVの視線の使い方は個別解説で詳しく紹介しています。

KATSEYE「PINKY UP」
小指を立てる上品さを、混乱を楽しむ合図へ変えた新章の入口
EP『WILD』へ先行して公開され、強い電子音と反復するフレーズで、どんな状況でも自分の態度を選ぶ感覚を押し出します。ティーカップと駐車場、芸術作品と悪ふざけを衝突させるMVは、完璧さを守るよりカオスを引き受けるKATSEYEを映しています。
“Pinky up”のスラング的な響きと、歌詞で語られる“Fancy”な生き方は個別記事で詳しく解説しています。

KATSEYE「Animal」
洗練された姿の奥にある、制御できない衝動を開く『WILD』の核心
「Animal」は、誰にでも荒々しく振る舞う人物ではなく、人に見せない本能的な一面を歌います。審査される姿と、閉ざされた場所で制御をほどく姿を対比したMVは、Dream Academyから“見られること”を経験してきたKATSEYEだからこそ意味を持ちます。
エド・シーランの共同作曲、デミ・ムーアが登場するMV、タイトルが示す二面性は個別記事で確認できます。

映画とEP『WILD』をつなぐ三日間
映画の日本上映とEP発売は、次の順に並んでいます。この近さから両作がKATSEYEの同じ新章を形づくっていることは分かりますが、映画がEPの映像版である、または全収録曲を使用するとは公式に説明されていません。
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 2026年8月12日 | 『KATSEYE: WILD HEARTS』日本上映 |
| 2026年8月14日 | EP『WILD』発売 |
| 2026年8月15日 | 『KATSEYE: WILD HEARTS』日本上映 |
EP『WILD』収録曲
『WILD』には先行曲「PINKY UP」「Animal」と、新曲「Hootie Frutti」「Bel Air」「That Way」が収録されます。日本では、LARAが作詞・作曲した「Unloveu」を収めたタワーレコード限定盤も用意されています。
| 曲順・区分 | 曲名 |
|---|---|
| 1 | PINKY UP |
| 2 | Animal |
| 3 | Hootie Frutti |
| 4 | Bel Air |
| 5 | That Way |
| タワーレコード限定盤ボーナス | Unloveu |
「Unloveu」は標準仕様に共通する収録曲ではないため、購入時はエディションを確認してください。トラックリストと限定盤の詳細はUniversal Music Japanの公式発表で確認できます。
映画から始まるKATSEYEの新章
EPの公式説明では、『WILD』は自己発見と自己決定をテーマに、自分たちのあらゆる側面を肯定する作品とされています。一方、映画は成功だけでなく、そこへ至る挫折や犠牲、ファンとのつながりを扱います。
音楽で内側の本能を解放し、映画でその変化に至る人間的な時間を見せる。両作は同じ内容ではなく、異なる方向から“WILD”という新時代を照らす組み合わせとして捉えると分かりやすいでしょう。
「WILD HEARTS」の意味と映画タイトルの読み方
“Wild Hearts”は、直訳すれば「野性の心」「抑えきれない心」です。複数形の“Hearts”には、ひとりの強さではなく、異なる背景を持つメンバーやファン、それぞれの心が重なる響きもあります。
完璧さの裏にある本能
KATSEYEは、そろったダンス、細部まで設計された衣装、カメラの前での完成度を強みにしてきました。しかし、公開情報から見る『WILD HEARTS』の焦点は、その完成された姿だけではありません。プレッシャー、挫折、犠牲、舞台裏の感情まで含めて、KATSEYEの歩みを見せようとしています。
この映画で最も“wild”なのは、派手な衣装や強いビートではなく、完成されたグループ像からはみ出す感情まで作品に残そうとすることです。これは公式が示した直訳ではなく、映画の紹介内容とEP『WILD』のテーマを重ねた解釈です。
EYEKONSへのラブレター
公式は本作を、KATSEYEを支えてきたEYEKONSへの賛歌であり、ラブレターと説明しています。ファン映像が単なる挿入素材ではなく作品の一部になることで、グループの物語がメンバーだけの成功譚ではなく、見つけ、広げ、応援してきた人たちとの共同の時間として映し出されます。
タイトルの“Hearts”は、KATSEYEの心だけでなく、世界各地で反応してきたEYEKONSの心まで含む言葉としても読めます。
Netflix『ポップスター・アカデミー』との違い
Netflix『ポップスター・アカデミー: KATSEYEになるまで』は、参加者がトレーニングと選考を経て、KATSEYEが結成されるまでを追うドキュメンタリーシリーズです。『WILD HEARTS』はその過程にも戻りつつ、結成後の成長、成功の代償、現在のメンバー、EYEKONSとの関係へ焦点を進めます。
| 比較項目 | Netflix『ポップスター・アカデミー』 | 映画『WILD HEARTS』 |
|---|---|---|
| 形式 | 全8話のドキュメンタリーシリーズ | 本編約80分の劇場作品 |
| 主な時間軸 | トレーニング、選考、グループ結成まで | Dream Academyを振り返りながら結成後から現在へ |
| 中心となる視点 | 候補者同士の競争と育成過程 | KATSEYEの成長、舞台裏、EYEKONSとの絆 |
| 視聴方法 | Netflixで配信 | 映画館で限定上映 |
| 先に観る必要 | 映画の必須条件ではない | 単独でも歩みを追える構成 |
Netflix版を先に観ておくと、映画で短く触れられるDream Academy時代の関係や選考の重さが分かりやすくなります。ただし時間がなければ、映画を先に観てから、より詳しい結成過程をNetflixで補う順番でも問題ありません。
日本の上映館・チケット情報
日本では2026年8月12日と15日が基本の上映日です。TOHOシネマズ 日比谷とヒューマントラストシネマ渋谷のみ、8月12日から16日まで上映されます。以下は2026年8月13日時点で日本公開公式サイトに掲載されている劇場です。
北海道・東北
- 北海道:ユナイテッド・シネマ札幌
- 宮城:MOVIX仙台
関東
- 東京:TOHOシネマズ 日比谷(8月12日〜16日)
- 東京:TOHOシネマズ新宿
- 東京:ヒューマントラストシネマ渋谷(8月12日〜16日)
- 東京:MOVIX亀有
- 東京:イオンシネマ板橋
- 東京:イオンシネマむさし村山
- 神奈川:TOHOシネマズ ららぽーと横浜
- 埼玉:MOVIXさいたま
- 千葉:TOHOシネマズ 流山おおたかの森
- 茨城:イオンシネマ守谷
- 栃木:MOVIX宇都宮
北陸・甲信越
- 石川:ユナイテッド・シネマ金沢
- 新潟:ユナイテッド・シネマ新潟
東海
- 愛知:ミッドランドスクエア シネマ
- 愛知:イオンシネマ名古屋茶屋
関西
- 大阪:TOHOシネマズ なんば
- 大阪:TOHOシネマズ 鳳
- 京都:TOHOシネマズ 二条
- 兵庫:TOHOシネマズ 西宮OS
中国
- 岡山:TOHOシネマズ 岡南
- 広島:MOVIX広島駅
九州
- 福岡:ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13
- 熊本:TOHOシネマズ 熊本サクラマチ
鑑賞料金は一般2,500円、学生1,800円です。チケットは各劇場の通常スケジュールに沿って販売され、多くの劇場では上映日の約2日前から購入できます。販売開始時刻、座席、完売状況は異なるため、日本公開公式サイトの劇場一覧から鑑賞予定の劇場へ進んで確認してください。
『WILD HEARTS』を観る前に知っておきたいこと
KATSEYEの結成過程を知らなくても楽しめる?
楽しめます。映画自体がDream Academy時代から現在までをたどるため、KATSEYEを最近知った人にも流れが分かる構成です。ただし「Debut」と「Touch」を先に聴いておくと、結成後に何が変わったのかをつかみやすくなります。
Netflixドキュメンタリーを先に観るべき?
必須ではありません。選考やトレーニングの細部まで理解したいなら先にNetflix版、現在のKATSEYEから知りたいなら映画を先に観る順番が向いています。
映画の前に一番聴いておきたい曲は?
現在の“WILD”時代をつかむなら「Animal」です。グループの変化まで知りたい場合は、「Debut」→「Touch」→「Gabriela」→「PINKY UP」→「Animal」の順に聴くと、誕生から新章までを短くたどれます。
EP『WILD』の曲は映画で聴ける?
映画とEPが連続した日程で公開・発売されることは確認できますが、どの収録曲が映画で使用されるかは公式の作品紹介では明示されていません。映画をEPの全曲映像作品と考えず、KATSEYEの歩みとファンダムを描くドキュメンタリーとして観るのが正確です。
映画のあとに聴きたいKATSEYEの人気曲
『WILD HEARTS』を観たあとに初期曲へ戻ると、完成された姿の裏にどれだけの時間が重なっていたかが聞こえ方に加わります。反対に「PINKY UP」「Animal」からEP『WILD』へ進めば、映画が示した“新時代”を音楽で追いかけられます。
KATSEYEの結成背景、メンバー、代表曲をまとめて確認したい人は、アーティスト特集ページへ進んでください。「Debut」から『WILD』期まで、どの曲から聴けばよいかを整理しています。

