読んで後悔しない小説ランキング【ほぼ文庫本】
NAVERまとめで1300万PVのおすすめ小説ランキングを、サービス終了に伴い移設しました。
“旅をすることがおれの人生にあたえられた役目なんだ。
集団転移、壁抜けなど不思議な体験を繰り返し、二度も奴隷の身に落とされながら、生涯をかけて旅を続ける男・ラゴスの目的は何か?”
『人間はただその一生のうち、自分に最も適していて最もやりたいと思うことに、可能な限りの時間を充てさえすればそれでいい筈だ。』
そうしたいいっ!
1994年に発売された旅のラゴスは、2015年頃に謎の再ヒットとなりましたが、本記事の元ネタであるまとめで1位にしていたのが一因です。「おすすめ小説」で検索すると1番目に表示されていたので。
“「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、1つの謎が浮かんでくるーー。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。”
2013年12月 岡田准一主演で映画化。
映画館で涙した人も多い作品です。
小説を電車の中で読んでたらやばかった~。
”幕末維新史上の奇蹟といわれる坂本竜馬。土佐の郷士の次男坊、しかも浪人の身でありながら、大動乱期に卓抜した仕事をなしえた。 竜馬の劇的な生涯を中心に、同じ時代をひたむきに生きた若者たちを描く、大歴史ロマン。全8巻。 たびたびドラマ化もされ、現在の竜馬像はこの本で形づくられたともいえる、累計2500万部の国民的ベストセラー。”
龍馬と竜馬どっちが正しい?
正しくは「龍」を使う。たまに「竜」と表記されるのは、学会など公的な場では当用漢字(1946年告示)が用いられるため。司馬遼太郎の「竜馬がゆく」で「竜」の字を使っている理由は、小説なのでフィクションの部分があるからだと作者が語っている。
ちなみにHNKの大河ドラマは龍馬伝だった。
その地に着いた時から、地獄が始まった。国と外務省に騙されて、アマゾンに棄てられた日本人移民たち。歴史の闇を暴く傑作小説。
- 大藪春彦賞
- 吉川英治文学新人賞
- 日本推理作家協会賞
史上初の三冠に輝く傑作。
大藪春彦賞、吉川英治文学賞、日本推理作家協会賞をトリプル受賞した作品で、期待を上回る作品です。日系移民について知らない人にはぜひ読んでほしい1冊です。
主人公の続きの物語が読みたいと思ってしまう作品です。読みだしたら止まらず、一気読みの作品でした。
”15歳の誕生日、少年は夜行バスに乗り、家を出た。一方、猫探しの老人・ナカタさんも、なにかに引き寄せられるように西へと向かう。暴力と喪失の影の谷を抜け、世界と世界が結びあわされるはずの場所を求めて。”
村上作品はどれも面白いですが、個人的にはカフカが一番のお気に入りですね。
あまりにも残酷な運命を与えられた少年と少女の19年間を描く物語。
東野圭吾の代表作となる白夜行は200万部以上を売上ており、2006年に山田孝之と綾瀬はるか主演でテレビドラマ化されている作品です。続編と言われている「幻夜」も合わせて読みたい作品ですね。
明治維新から日露戦争勝利に至るまでの、秋山好古・真之兄弟と正岡子規たちを描き、司馬遼太郎が10年をかけて作り出した作品。
日本の近代史を詳しくない方にはぜひよんでほしい1冊。なんとこのシリーズは1,800万部以上の発行部数。
2009年にはNHKのスペシャルドラマで本木雅弘主演での映像化。
”九人の北朝鮮の武装コマンドが、開幕ゲーム中の福岡ドームを占拠した。彼らは北朝鮮の「反乱軍」を名乗った。慌てふためく日本政府を尻目に福岡に潜伏する北朝鮮の工作員たちが動き出す。” -幻冬舎文庫公式サイト-
- 第59回毎日出版文化賞及
- 第58回野間文芸賞
村上龍の最高傑作とされる本作品。北朝鮮問題とそれに対処する日本政府、自衛隊の問題点等似たようなことが起こると思うと恐ろしくなる作品です。
11年間のシベリア抑留から帰還した元陸軍大本営参謀・壹岐正が、商社(伊藤忠商事がモデル)に入社して、戦後の日本高度経済成長を影で支えた男の物語。
映画化、テレビドラマ化を何度もされている人気作品で、直近では2009年に唐沢 寿明主演でテレビドラマ化された作品。
終戦から戦後の状況を詳しく知らない世代は読んでおきたい1冊です。
”1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖(かみす)66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲を注連縄(しめなわ)で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力(念動力)」を得るに至った人類が手にした平和。念動力(サイコキネシス)の技を磨く子どもたちは野心と希望に燃えていた……隠された先史文明の一端を知るまでは。 (講談社文庫)”
- 第29回日本SF大賞 第1位
アニメ化もされているSF作品ですが、この作者の小説はどれも面白く、読めば読むほど先が気になってしまいます。
文庫本は太めの3冊ですが、読みだしたら最後まで止まりません。
- 第145回 直木三十五賞受賞
- 第24回山本周五郎賞候補
阿部寛主演でテレビドラマ化された下町ロケットシリーズはこれまで、第4作品までシリーズ化されている人気作品です。
第1作:下町ロケット
第2作:下町ロケット2 ガウディ計画
第3作:下町ロケット ゴースト
第4作:下町ロケット ヤタガラス
限りない喪失と再生を描く究極の恋愛小説!
暗く重たい雨雲をくぐり抜け、飛行機がハンブルク空港に着陸すると、天井のスピーカーから小さな音でビートルズの『ノルウェイの森』が流れ出した。僕は1969年、もうすぐ20歳になろうとする秋のできごとを思い出し、激しく混乱し、動揺していた。限りない喪失と再生を描き新境地を拓いた長編小説。
村上春樹の5作品目の「ノルウェイの森」は、国内の累計発行部数が1000万部以上の、心震える恋愛小説です。
出光興産の創業者出光佐三をモデルにして、国岡鐡造の一生と、国岡商店が大企業になる過程を描いた作品。
- 第10回本屋大賞 第1位
海賊を呼ばれた男を読んだ方は、出光興産と昭和シェルの合併については、感慨深く思ったのではないでしょうか。
”イラクで戦うアメリカ人傭兵と日本で薬学を専攻する大学院生。二人の運命が交錯する時、全世界を舞台にした大冒険の幕が開く。アメリカの情報機関が察知した人類絶滅の危機とは何か。(角川文庫)”
- 第2回山田風太郎賞受賞
- 第65回日本推理作家協会賞受賞
- 2012年本屋大賞 第2位
- このミステリーがすごい2012年 1位
- 週刊文春ミステリーベスト10 1位
重い膵臓の病を患うヒロイン・山内桜良と、クラスメイトの【僕】の儚くも美しい高校を描く感動の物語。
- 2016年本屋大賞 第2位
- キノベス! 2016 3位
ホントに泣ける感動作です。
明治維新の主要人物である、西郷隆盛と大久保利通を中心に描かれたこの作品は、幕末から明治の大きな時代の変革を描く作品で、近代史を詳しくない人には必見の1冊です。
竜馬がゆく、坂の上の雲に続く司馬遼太郎ベストセラーのうちの一つで、なんと1,000万部以上の発行部数となっています。
- 2006年本屋大賞 第1位
俳優のリリー・フランキーしか知りませんでしたが、彼の生い立ちが分かる感動小説です。
20070年オダギリジョー主演で映画化。
- 2015年本屋大賞 第1位
2020年9月にProduction I.G製作により、映画公開される人気作品で190万部以上の売上となっている、練り込まれた世界観に読みだしたら引き込まれてしまいます。
読んだ人は必ず、続編の水底の橋に手が伸びるはずです。
最後の2行目で全く違った物語に変貌する物語、
読み終わった後には、誰もが読み返したくなる1冊です。
- 第28回吉川英治文学新人賞
- 第6回山本周五郎賞受賞
新設大学でテニス部を創部しようとする椎名燎平と仲間たち。青春のひたむきさと悩み、淡い恋、宮本文学の代表作
青春小説としてはイチオシの大学生に絶対読んでほしい1冊です。
- 第55回毎日出版文化賞特別賞受賞
- 2002年芸術選奨文部科学大臣賞文学部門受賞
とても重い内容ですが、中学生にはぜひ読んでほしい1冊です。
”ピアノの一音に森の匂いを感じ、調律師の世界に魅せられていく新米調律師の主人公を描いた物語”
- 第13回本屋大賞
- 第13回キノベス!2016 第1位
- 第4回ブランチブックアワード大賞2015
- 第156回直木三十五賞
- 第14回本屋大賞
- 2010年本屋大賞10位
- 第25回吉川英治文学新人賞受賞作
- 第35回 吉川英治文学新人賞
- 第11回 本屋大賞 第1位
- 第7回本屋大賞 第3位
- 柴田錬三郎賞受賞作
- 第67回日本推理作家協会賞受賞作
ピース又吉、オードリー若林がアメトークで『教団X』を大絶賛して話題になった作品です。
新選組副長の、土方歳三の生涯を描いた作品で、何度もテレビドラマ化、舞台化されている、新選組についての代表的な作品。
2020年5月に岡田准一が土方歳三役の主演で映画公開予定でしたが、現在公開延期中。公開前に読んでおきたいですね。
- 第5回新潮ミステリー倶楽部賞受賞
コロンビアマフィアのボスで日系2世のリキ小林ガルシアが日本を舞台に大暴れ。愛は十倍に憎悪は百倍にして返せという壮絶な裏社会を生きる物語。
- 第12回本屋大賞 第5位
- 第68回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)受賞
「64」から6年ぶりの新作となる、本作は一級建築士の主人公を中心に描かれるミステリー。
読んだ後には、作品中に登場する、実在したドイツの建築家、ブルーノ・タウトが絶賛した、桂離宮を見に行きたくなること間違いなしです。
- 第129回 直木賞候補作品
- 第1回 本屋大賞 第5位
- 2004年 このミステリーがすごい! 第3位
- 第43回 吉川英治文学賞受賞作
- 第6回本屋大賞 第2位
- 第2回本屋大賞 第1位
- 第26回吉川英治文学新人賞
- 第30回吉川英治文学新人賞候補
- このミステリーがすごい!2007年 第6位
- 第1回本屋大賞 第1位
- 第55回読売文学賞
- 世界一有名な本格推理小説で。全世界で1億冊以上が出版されている
- 第4回本屋大賞 第1位
- 第28回吉川英治文学新人賞
- 2015年週刊文春ミステリーベスト10 第1位
- 2016年このミステリーがすごい! 第1位
- 2016年本格ミステリ・ベスト10 第3位
- 第10回大藪春彦賞受賞作
- 第5回本屋大賞 第2位
- 第61回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門候補作
- 2006年本屋大賞 第3位
- 2010年本屋大賞 第1位
- 2012年 本屋大賞 第1位
- 第64回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)受賞
- 第11回本格ミステリ大賞(小説部門)候補
- 第24回山本周五郎賞候補
- 2008年本屋大賞 第6位
- 2015年本屋大賞 第9位
- 2018年週刊文春ミステリーベスト10 9位
- 第21回大藪春彦賞受賞
- 第72回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)
- 第64回日本推理作家協会賞
- 第11回本格ミステリ大賞
- 2010年本屋大賞 第2位
- 第66回 野間文芸賞受賞作品
10年前に発行されていますが、今のコロナ禍と恐ろしく状況が似ており、予言の書と話題になっています。強毒性のウイルスが蔓延した場合にどうなるか参考になります。
- キノベス!2013 第1位
- 第148回直木賞ノミネート作品
- 第13回山本周五郎賞候補作