ジェニー(JENNIE)のキャリアを象徴する代表曲は、2018年のソロデビュー曲「SOLO」です。初めて現在のJENNIEらしさに触れるなら、自分の名前そのものをスタイルとして掲げる「like JENNIE」から聴くと、鋭いラップ、ダンス、映像表現まで一度につかめます。
ただし、JENNIEのソロ作品は強さや自己肯定だけではありません。「You & Me」のロマンチックな高揚感、「Less than a Lover」の曖昧な恋、さらに「FALLEN ANGEL」で描かれる孤独や帰る場所への願いまで追うと、強いスター像の内側にある繊細な歌声と感情表現まで見えてきます。
【3秒でわかる「JENNIE」のポイント】
- まず聴くなら: 「like JENNIE」。現在のソロ像、ラップ、ダンスの強さを短時間でつかめる
- 代表曲・有名曲: 「SOLO」。ソロアーティストとしての出発点を示した一曲
- 魅力の核: ビートの隙間を生かすラップ、温度を変える歌声、衣装や身体表現まで含めて曲を見せる映像表現
- 次に聴くなら: 「FALLEN ANGEL」で、自己宣言とは反対側にある弱さや孤独まで知る
ジェニー(JENNIE)の代表曲は「SOLO」|初心者は「like JENNIE」から
「代表曲」と「最初に聴きやすい曲」は分けて考えると選びやすくなります。
「SOLO」は、JENNIEがBLACKPINKとは別に自分自身の名前で歩き始めた原点。一方、「like JENNIE」は『Ruby』期のサウンド、ラップ、ダンス、セルフブランディングが凝縮されており、現在の魅力へ最短距離で入れる曲です。
さらに2026年の「FALLEN ANGEL」まで進むと、JENNIEのソロ像が「強い自分を宣言すること」だけではないと分かります。自信を前面に出す曲とは対照的に、誰かを必要とする弱さや孤独まで声の表情として見せるようになっています。
| 曲名 | 入口としての役割 | 分かる魅力 | おすすめする人 |
|---|---|---|---|
| like JENNIE | 現在のJENNIEを知る入口 | 鋭いラップ、群舞、強いアイコン性 | まずかっこよさを体感したい人 |
| Mantra | ポップな親しみやすさへの入口 | 低音、短いフック、軽やかな自己肯定 | 気分が上がる曲から聴きたい人 |
| SOLO | キャリアの原点 | 別れから自立へ進む物語 | 代表曲を最初に押さえたい人 |
| You & Me | 柔らかな表現への入口 | 恋の高揚感、月の演出、しなやかなダンス | ロマンチックな曲が好きな人 |
| FALLEN ANGEL | 現在の感情表現への入口 | 囁くような歌声、孤独、幻想的な映像 | 強さ以外のJENNIEも知りたい人 |
掲載順に「like JENNIE」から「Mantra」へ進み、次に「SOLO」で原点へ戻ると、現在と出発点の違いが分かります。
その後は「You & Me」「Less than a Lover」で恋愛表現の変化をたどり、「ExtraL」「Handlebars」「Dracula (JENNIE Remix)」でコラボや異なるサウンドにおける声の使い分けを確認。最後に「FALLEN ANGEL」を聴くと、JENNIEのソロ表現が自己宣言から内面へ広がってきた流れまでつながります。
「SOLO」から『Ruby』『Fallen Angel』へ|強さだけではないソロ像
JENNIEはBLACKPINKのメンバーとして活動しながら、2018年の「SOLO」でソロデビューしました。2023年の「You & Me」ではステージで育ったロマンチックな表現を音源化し、2024年の「Mantra」からは新しいソロ活動を本格化させます。
2025年の初スタジオアルバム『Ruby』では、ヒップホップ、ポップ、R&Bを横断しながら、自分自身の名前や視点を強く打ち出しました。「like JENNIE」がその象徴で、「ExtraL」や「Handlebars」では異なるアーティストと組むことで声のキャラクターも広げています。
そして2026年には、「Less than a Lover」に続いてEP『Fallen Angel』を発表。「FALLEN ANGEL」では、強い自己像を前面に出すこれまでの代表曲とは反対に、愛する相手を失う不安や「帰る場所」を求める感情が中心になります。
この変化まで聴くと、JENNIEのソロ作品を単純な「強い女性像」だけで括れない理由が分かります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公式名義 | JENNIE |
| 活動形態 | BLACKPINKのメンバー/ソロのシンガー・ラッパー |
| ソロデビュー | 2018年11月12日「SOLO」 |
| 初スタジオアルバム | 『Ruby』(2025年) |
| 2026年の作品 | EP『Fallen Angel』 |
代表曲・人気曲からたどるJENNIEの魅力
JENNIE「like JENNIE」
『Ruby』期の自己紹介を、硬質なビートと群舞で押し切る入口曲
2025年の『Ruby』を象徴する一曲です。タイトルは「JENNIEのように」という意味を持ちながら、誰かにまねされる側の自分自身をひとつのスタイルとして提示しています。
短く鋭いラップ、赤い宇宙服、Jのモチーフ、大人数のダンスが結びつき、現在のソロ像を最も直感的に伝える曲。「FALLEN ANGEL」が内側の弱さへ向かう曲なら、こちらは外へ向けてJENNIEという存在を宣言する作品です。
曲名が単なる「ジェニーみたいに」で終わらない理由と、赤い宇宙服やJのモチーフが示す自己証明は個別記事で詳しく確認できます。

JENNIE「Mantra」
自信を“合言葉”に変え、ソロ新章を軽やかに始めたダンスポップ
2024年に発表され、のちに『Ruby』へ収録されたソロ新章の起点です。低音を効かせたビートと覚えやすい短いフックに、車、鮮やかな衣装、ダンスを重ねて自己肯定を軽やかに表現しています。
「like JENNIE」の硬質な自己証明よりも遊び心があり、自信を深刻なメッセージではなく、身にまとうムードとして見せるところが特徴です。
「Mantra」という言葉が、この曲で自分の気分を上げる“合言葉”のように機能する理由と、車や衣装が担うMVの役割は個別記事で読めます。

JENNIE「SOLO」
別れを自立へ反転させた、2018年のソロデビュー曲
満たされない関係を終わらせ、自分自身を選ぶ決意を明快なフックへ変えたキャリアの原点です。繊細なボーカルからリズムの強いパートへ移る構成と、孤独から解放へ向かう映像が連動します。
「like JENNIE」や「Mantra」でより大胆になっていく「自分の価値を他人に委ねない」という姿勢は、すでにこの曲から始まっていました。
「SOLO」が単に“ひとりになった失恋曲”ではなく、自分を取り戻して前へ進む曲として響く理由は個別記事で詳しく解説しています。

JENNIE「You & Me」
月とシルエットのダンスで、恋の高揚感を見せる転換点
BLACKPINKの「Born Pink World Tour」で披露されたのち、2023年に正式リリースされたスペシャルシングルです。
大きな月、赤い衣装、黒い背景を使ったミニマルな映像によって、JENNIEと男性ダンサーの身体の動きが際立ちます。「SOLO」のように一人で立つ強さではなく、二人だけの世界へ入っていく恋の高揚をしなやかに見せる作品です。
月を背にしたシルエットが二人の距離をどう見せているのか、通常版とCoachella Versionを含めた楽曲の背景は個別記事で確認できます。

JENNIE「Less than a Lover」
名前のつかない関係を、抑えた歌声と余白に託した2026年の転換点
「恋人未満」という曖昧な関係のときめきと不安を描いた曲です。自己像を強く押し出す「like JENNIE」や「Mantra」に比べ、声の圧を落とし、言葉にしきれない感情を残す歌い方が前に出ています。
その後発表されたEP『Fallen Angel』にも収録されており、今振り返ると「FALLEN ANGEL」へ続く、より内面的なJENNIEの表現を先に示していた曲として聴くこともできます。
“Less than a Lover”をなぜ「恋人未満」と読めるのか、近いのに関係を決めきれない二人の距離は個別記事で深掘りしています。

JENNIE、Doechii「ExtraL」
異なるフロウをぶつけ、女性が主導権を握る強さを見せるラップ曲
2025年の『Ruby』に収録されたDoechiiとのコラボです。JENNIEは余白のある声と落ち着いた姿勢で画面を支配し、Doechiiは言葉の密度と変化するフロウで緊張感を加えます。
同じタイプのラッパーを並べるのではなく、異なる強さを持つ二人を配置したことで、成功や自信を掲げるメッセージにも変化が生まれました。JENNIEのラップを単独曲とは違う角度から聴ける作品です。
曲名「ExtraL」のニュアンスや、二人の異なるラップがかみ合う理由、映像で主導権を見せる方法は個別記事で確認できます。

JENNIE & Dua Lipa「Handlebars」
二人の低い声の温度を重ね、恋の制御不能を描くポップ曲
『Ruby』でDua Lipaを迎えたコラボ曲です。「Handlebars」は乗り物のハンドルを指し、ここでは危険だと分かっていても恋へ進み、感情をコントロールできなくなる状態の比喩として使われています。
JENNIEの涼しげな声とDua Lipaの低く芯のある声は競い合うのではなく、同じ危うい恋を異なる温度で共有します。「ExtraL」が個性の衝突を楽しむ曲なら、こちらは声を滑らかに重ねるコラボです。
ハンドルを失うことが恋に落ちる感覚へどう重なるのか、ネオンやハート型の映像が示す危うさは個別記事で確認できます。

Tame Impala「Dracula (JENNIE Remix)」
サイケデリックな暗さへ入り込み、声の妖しさを広げた公式リミックス
Tame Impalaの楽曲にJENNIEが参加したリミックスで、JENNIE単独の新曲や通常の共同シングルとは区別して聴きたい作品です。
低くうねるサイケデリックな音像に、JENNIEの抑えた声を差し込み、「Handlebars」の滑らかなポップ感とは異なる夜の表情を提示しています。自分の曲へゲストを招くのではなく、別のアーティストの音世界へ入り込んだときに声がどう変化するのかが面白い一曲です。
Tame Impalaの音像へJENNIEの声が加わることで何が変わるのか、暗い映像表現を含めた見どころは個別記事で紹介しています。

JENNIE「FALLEN ANGEL」
強いスター像の翼を下ろし、孤独と“帰る場所”を求める現在地
2026年8月28日に発表されたEP『Fallen Angel』のタイトル曲です。「fallen angel」は日本語では「堕天使」を意味しますが、この曲で描かれるのは、罪を犯して天から追放された存在というより、大切な相手を失って飛ぶ目的や帰る場所まで分からなくなった人物です。
ささやくように抑えたボーカルと、翼を持つ子ども、白鳥、水、炎などを組み合わせた幻想的な映像も特徴。「like JENNIE」が世界へ自分の名前を突きつける曲だとすれば、「FALLEN ANGEL」はその反対側にある、誰かを必要とする弱さを隠さず見せる曲です。
「FALLEN ANGEL=堕天使」が歌詞の中で何を表しているのか、「あなたがいる場所」を“home”として求める感情とMVの幻想的なモチーフは個別記事で詳しく解説しています。

JENNIEの代表曲・聴く順番Q&A
JENNIEの一番有名なソロ曲は?
キャリアを象徴する一曲としては、2018年のソロデビュー曲「SOLO」が最初の候補です。BLACKPINKのメンバーとして知られていたJENNIEが、自分自身の名前でソロアーティストとして踏み出した起点だからです。
一方、現在のサウンドやパフォーマンスを知るなら「like JENNIE」や「Mantra」、より繊細な現在地まで知りたいなら「FALLEN ANGEL」まで聴くと、キャリアの変化が分かりやすくなります。
初めて聴くなら、どの順番がおすすめ?
最初は「like JENNIE」で現在のラップとダンスを知り、「Mantra」で親しみやすいポップ性へ進むのがおすすめです。そのあと「SOLO」へ戻ると、現在のJENNIEにつながる自己表現の原点が見えてきます。
続いて「You & Me」「Less than a Lover」で恋愛を歌う声の違いを聴き、「ExtraL」「Handlebars」「Dracula (JENNIE Remix)」でコラボ時の変化を確認。最後に「FALLEN ANGEL」まで進めば、強い自己宣言から弱さや孤独をさらけ出す表現まで、ソロ活動の広がりを自然にたどれます。
BLACKPINKと年代別まとめで、JENNIEの違いを見比べる
JENNIEのソロ曲を聴いたあとにBLACKPINKの代表MVを見ると、グループでは限られたラップやボーカルパートで一気に空気を変え、ソロでは一曲全体の温度や物語をJENNIE自身が作っている違いが分かります。
BLACKPINKとしてのJENNIEも含めて代表曲を見比べたい人は、グループのまとめページへ進むと違いをつかみやすくなります。

『Ruby』期の「like JENNIE」「ExtraL」「Handlebars」を同時代のヒット曲と比べたい場合は、2025年の洋楽MVまとめが次の入口になります。

「Less than a Lover」「Dracula (JENNIE Remix)」、そして「FALLEN ANGEL」まで続く2026年の流れを追いたい人は、同年の注目曲をまとめたページと見比べると、JENNIEの現在地をより広い音楽シーンの中で捉えられます。


