「Handlebars」の意味は?ジェニー&デュア・リパMVで描く恋に落ちる危うさ

JENNIE & Dua Lipa「Handlebars」は、JENNIEのソロアルバム『Ruby』に収録されたコラボ曲です。
この記事では、「Handlebars」という曲名の意味、歌詞で描かれる恋の危うさ、そしてMVで印象に残るネオンやハート型の映像表現を解説します。
甘く軽やかな曲に聞こえますが、よく聴くと“恋に落ちると分かっていても止まれない感覚”がかなり鮮やかに描かれています。

【JENNIE:ジェニー】
出身:韓国・ソウル
特徴:BLACKPINKのメンバーとして世界的に知られるシンガー/ラッパー
音楽性:K-POP、R&B、ヒップホップ、ポップを横断し、クールな存在感と声の表情を武器にする

【Dua Lipa:デュア・リパ】
出身:イギリス・ロンドン
特徴:低めで芯のある声と、モダンなダンスポップで知られるポップスター
音楽性:ディスコ、シンセポップ、ダンスポップを現代的に更新するスタイル

目次

「Handlebars」の意味は、恋でハンドルを失う感覚

「Handlebars」は、自転車などのハンドル部分を指す言葉です。

この曲では、ハンドルを握っているはずなのに、恋に落ちた瞬間にコントロールを失ってしまう感覚が重ねられています。つまり「Handlebars」は、ただの乗り物の部品ではなく、恋の主導権を失う比喩として使われていると考えると分かりやすいです。

歌詞では、恋に飛び込むことが、転びそうだと分かっていても止まれない行動として描かれます。冷静に考えれば危ない。それでも気持ちは先に走ってしまう。その矛盾こそが、この曲の中心にある感情です。

『Ruby』の中で光る、JENNIEとDua Lipaの再タッグ

「Handlebars」は、JENNIEのソロアルバム『Ruby』の中でも、客演の魅力が分かりやすく出た曲です。

JENNIEとDua Lipaは、BLACKPINKとDua Lipaによる「Kiss and Make Up」でも接点がありました。その流れを知っているリスナーにとって、「Handlebars」は単なる初共演ではなく、時間を経てもう一度つながったコラボとしても楽しめます。

ただし、この曲の面白さは“豪華な名前が並んでいる”だけではありません。JENNIEの少し涼しげな声と、Dua Lipaの低く芯のある声が、同じ恋の危うさを別の温度で歌っているところにあります。長く洋楽を聴いてきた耳には、この2人の声の距離感がとても心地よく、派手にぶつかるというより、並んで同じ夜を歩いているように響きます。

歌詞で描かれるのは、分かっていても飛び込む恋

この曲の歌詞で印象的なのは、恋をきれいな理想としてだけ描いていないところです。

相手に惹かれる気持ちはある。でも、それが自分を傷つけるかもしれないことも分かっている。そこで止まれればいいのに、結局また深く入り込んでしまう。そんな“分かっているのにやめられない恋”が、軽やかなメロディの中に入っています。

英語表現としては、「handlebars」という具体的な物を使って、感情の暴走を見せているのがポイントです。抽象的に「恋は危険」と言うのではなく、ハンドルを越えて前のめりに落ちるようなイメージにしているため、聴いた瞬間に状況が浮かびます。

JENNIEとDua Lipaの歌い方も、悲劇的に沈み込むというより、少し笑ってしまうくらい恋に弱い人の感覚に近いです。そこが、この曲を重くしすぎず、何度も聴けるポップソングにしています。

MVの見どころは、ハート型の蜘蛛の巣とネオンの夢

MVでは、ネオン、テレビ画面、雨、光る空間、ハート型の蜘蛛の巣のようなセットが印象的に使われています。

特にハート型の蜘蛛の巣は、この曲のテーマとかなり相性の良い映像です。恋に落ちることは甘いけれど、同時に絡め取られるような感覚もある。MVではその危うさを、暗く怖い映像ではなく、きらびやかで少しサイケデリックな世界として見せています。

JENNIEがネオンの中に立つ場面や、Dua Lipaが別世界から現れるような演出は、現実の恋というより“感情の中に入っていく”ような見え方です。今見返しても、単なるビジュアル重視のMVではなく、曲名の比喩を映像で広げている作品として楽しめます。

音は抑えめでも、2人の声が曲を前へ進める

「Handlebars」は、強烈なビートで押し切るタイプの曲ではありません。

全体としてはミッドテンポで、R&B寄りのなめらかさがあります。ドラムの動きは心拍のように曲を支えていますが、サウンドそのものは過剰に盛り上げすぎない。そのぶん、JENNIEとDua Lipaの声の質感が前に出ます。

JENNIEの声は、クールさの中に少し危うい甘さがあります。一方でDua Lipaの声は、低めで安定感がありながら、恋に飲まれていく感情をしっかり残しています。2人の声が重なることで、恋の高揚感と冷静さを失っていく感覚が同時に伝わってきます。

この曲をもう一度再生したくなる理由

「Handlebars」は、大きなドラマを語る曲というより、恋に落ちる一瞬の判断ミスを、ポップに美しく切り取った曲です。

危ないと分かっていても進んでしまう。転ぶかもしれないのに、もう気持ちは止まらない。そういう恋の弱さを、JENNIEとDua Lipaは重苦しくではなく、少しおしゃれで、少し危うく、少し笑えるくらいの温度で歌っています。

派手なサビだけで記憶に残る曲ではなく、声の絡み方、ハンドルを失う比喩、ネオンに包まれたMVの余韻がじわじわ残る一曲です。夜に軽く流したつもりが、気づくともう一度MVまで見たくなる。そんな甘い引力があります。

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この記事を書いた人

洋楽とミュージックビデオを約30年にわたり楽しんできました。ポップ、R&B、ロック、EDMを中心に、時代ごとのヒット曲やアーティストの代表曲、ミュージックビデオの表現を追いかけています。

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記事作成時には、公式YouTube、アーティスト公式サイト、レーベル情報、主要音楽配信サービス、チャート情報などを確認し、できるだけ正確で読みやすい内容になるよう努めています。

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